今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:3,055 hit
小｜中｜大
〔繋がり〕 ページ8
あの日、私たちを繋いでいたものは、あっけなく影を潜め
かろうじて、細い糸のような…
目にも見えないようなか細い、今にも千切れてしまいそうなものへと変わってしまった
だけど、そこに
その微かな繋がりがあると信じて
ただ、信じることしか出来なくて
私はそれに縋った
そうでないと、息することさえままならない
そんな気がして
だけど、あっけなく
本当にあっけなく
その糸は千切られて…
その微かなものに依存していた私は
この先、なにに縋ればいいのか
「頼りにするのはいいけど、依存してはいけない」
どこかで聞いた言葉が、頭の中で繰り返される
わかっていたのに…弱い私は…
その細い糸に…その先に存在するであろうあなたに依存するしかなくて
ふと気づく
もともとなかったのかも…
あなたと私を繋ぐものなんて
すべてがツクリモノ
その存在すら幻…だったのかもしれない
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 13人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「ジャニーズ」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ひ み さ | 作成日時：2018年7月31日 21時
