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朝には雨はあがっていた
いつものように駅へと急ぐ
いつものように改札を抜け
いつものように電車に乗り込む
いつもより少し空いていた
今日は祭日ではない月曜日のハズ
スマホを手にして気づく
世の中の人々は帰省しているらしい
お盆休みという概念がない会社に勤めているから、すっかり忘れていた
いつもより自分のまわりに空間があるから、自由にスマホが弄れる
今日のニュースを確認して、ＳＮＳをチェックする
いつもとさほど触らないＴＬ
いつものようにトレンドをチェックする
「流星群が見頃を迎えました」
綺麗な画像が並んでいる
生で見たかったなぁ…
「今日の夜もオススメです」
そうなんだ…夜までに忘れそうだけど…
「流星群…ピークは今朝の１０時頃」
えっ、朝の１０時…明るくて見えなくない？
そうか…私達の目に見えなくても、星も流星群も存在している
そう、見えなくても存在してるんだ…
電車を降り、改札を抜け、外に出る
空を眺めてみたら、昨夜の雨が嘘のような、綺麗な青空だった
今は見えなくても、夜になれば見える星
あなただって、今もこの空の下の何処かにいる…ただ、私の目の前にいないだけで…
いつか私の目の前に現れてくれる…そう信じて…待ってるから…
いつかその時が来ることを信じて…
ーおわりー
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作者名：ひ み さ | 作成日時：2018年7月31日 21時
