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「・・・・・・・おす。」
・・・・・ああ、よかった。ストールぐるぐる巻きにしてて。
飛び出しそうになった声を、ストールが引き留めてくれた。
ポカンと開いた口を、ストールが隠してくれた。
「・・・・・・・久しぶり。」
目の前に突如現れたその人は、昔と同じ声で私に話しかける。
「うん・・・・・・久しぶり。」
マジマジと私の顔を見た後、翔は「プッ！」っと吹き出した。
「・・・・・・・何？」
「いや、穴沢がAのこと、全然変わんないよって言ってたんだけど・・・ホントに変わってねぇなと思って(笑)」
「・・・それは、変わらず美しいってことでいいんでしょうかね(憮然)」
「そうそう、そういうことです(笑)」
そう言って笑う翔も、やっぱり変わんない。
もちろん、ちょっと老け・・・・いや、オトナになってるけど。
見た目はだいぶ落ち着いた感じになってるけど。
でも、私の知ってる顔で笑う翔だ。
５年経ったのに、案外普通に会話できてることに安心した。
５年経ったから・・・・なのかな。
そこで我に返る。
────何で、翔がここに居る？
「・・・・翔、もしかして穴沢くん迎えに来たの？」
「え？・・・えーっと・・・・」
「穴沢くんなら、もうここ出たよ。だいぶ前に。」
「んーと・・・・」
「忘年会なんでしょ？今日。」
腕時計を見る。
ほら。もう結構いい時間だよ。
「・・・・早く向かった方がいいよ。」
ホントは、もう少し、もっと居たいくせに。
その反面、これ以上側に居ると苦しくなるって分かってるから、先を促す。
「・・・・忘年会はまだ先なんだけど。」
────え？？？
予想外の回答。
ポカンとして、思わずマジマジと翔の顔を見つめてしまった。
だって、さっき、穴沢くん『この後忘年会』って言ったし！
「あー・・その・・・・説明、めんどくせー(苦笑)」
翔がポケットからスマホを取り出す。
画面に指を滑らせる。
懐かしい指先をぼんやりと眺める。
「コレ。」
私の目の前にスマホを掲げる。
LINEの画面が映ってる。
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羊羽(プロフ) - うさぎ丸さん» 初めまして☆こちらこそ、読んでいただいた上に嬉しくなる感想いただいちゃって感謝カンゲキ雨嵐です。楽しんでいただけたならこれ幸い、書いた者冥利に尽きます(○´艸｀)他のものも楽しんでいただけると嬉しいです♪ (2015年6月27日 9時) (
レス) id: 9e1708fadb (このIDを非表示/違反報告)
うさぎ丸 - 初めまして！櫻井担です♪素敵なお話、ありがとうございましたm(_ _)mこんな素敵な作品を読めて嬉しかったです♪作者名から羊羽さんの他のお話、拝見しに行きます(^o^)v (2015年6月26日 18時) (レス) id: af0ac92990 (このIDを非表示/違反報告)
羊羽(プロフ) - ポヨリンさん» こちらこそ、嬉しい感想ありがとうございます〜〜！深謝☆ (2015年3月10日 11時) (レス) id: 9e1708fadb (このIDを非表示/違反報告)
ポヨリン(プロフ) - お疲れ様でした。素敵な作品をありがとうございますm(_ _)m (2015年3月8日 23時) (レス) id: faa9497605 (このIDを非表示/違反報告)
ポヨリン(プロフ) - 羊羽さん» ぜひ！来てください！今、更新真っ最中です。ぼちぼちしか更新していませんが一言いただけるとありがたき幸せ。 (2015年2月28日 11時) (レス) id: faa9497605 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：羊羽
| 作成日時：2015年2月10日 14時
