Chapter�掘А�22 1774：12：24 ページ22
「そろそろリュウ寝かせてくるね。櫻井さん、ごゆっくり。」
「あー、ごめんね、いつも(苦笑) リュウ、おやすみ〜。」
友人の息子のリュウに手を振る。
リュウは半分寝そうになりながら、奥さんに抱っこされて部屋から出て行った。
「おまえは寝かしつけしねーの？」
「ママがいいんだってさ〜。嫁さんの耳朶がないと寝れないんだよな。」
「へぇ、耳朶。」
「知ってるか？おっ〇いと同じ柔らかさらしいぞ、耳朶って。」
「それ、二の腕じゃね？」
「耳朶もだってさ(笑)」
「ほぉ。」
学生の頃からつるんでる穴沢ンちでの家飲み。
最近は、こんなパターンがホント増えた。
みんな、着実に自分の家庭を築いていってて何より。
・・・・・・・俺は、いつなんだろな。そーいうの。
「────で？」
穴沢がニヤニヤした顔をこっちに向けた。
「あ？」
「何かあったんだろ？」
「何が？」
「わざわざハワイ土産をリュウに買って、それ届けに来るとか。ミエミエだわ(笑)」
「シツレーな(苦笑) 心からリュウにあげたいと思って買ってきたっつーのに。」
「で？」
「別に、何もないよ。」
「ふーん・・・・・・。」
グラスに焼酎が注がれる。
もう何杯目だろ(苦笑)
「穴沢、最近みんなと会ったりした？」
「最近？んー・・・・・小原やその辺とは飲んだけど、そんくらいだよ。」
「そっか。何か変わったことあった？」
俺は、何を話したくて此処に来たんだろ。
何を聞きたくてわざわざ飲みの場を設けさせたんだろ。
穴沢だって、別にAと直接親しいワケじゃない。
ただ、俺と付き合ってた時、Aと一番面識あったダチが穴沢ってだけで。
・・・・・ただあの奇妙な体験を誰かに話して、客観視したいだけなんだろうな。
そのくせ、その話に触れることもしてない。
「いやぁ？今井が来春に子供生まれるって言ってたのが目新しいニュースなくらいかな。」
「へぇ〜、２人目かぁ。」
「他に何かあったっけかなぁ。おまえは？櫻井は何もないの？」
ふいに、話を振るタイミングが来た。
けど。
「え？！・・・・・何もないけど？」
結局、バカバカしいと思われるのがオチだと思うと、自分からそこを素通りしてしまう。
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羊羽(プロフ) - うさぎ丸さん» 初めまして☆こちらこそ、読んでいただいた上に嬉しくなる感想いただいちゃって感謝カンゲキ雨嵐です。楽しんでいただけたならこれ幸い、書いた者冥利に尽きます(○´艸｀)他のものも楽しんでいただけると嬉しいです♪ (2015年6月27日 9時) (
レス) id: 9e1708fadb (このIDを非表示/違反報告)
うさぎ丸 - 初めまして！櫻井担です♪素敵なお話、ありがとうございましたm(_ _)mこんな素敵な作品を読めて嬉しかったです♪作者名から羊羽さんの他のお話、拝見しに行きます(^o^)v (2015年6月26日 18時) (レス) id: af0ac92990 (このIDを非表示/違反報告)
羊羽(プロフ) - ポヨリンさん» こちらこそ、嬉しい感想ありがとうございます〜〜！深謝☆ (2015年3月10日 11時) (レス) id: 9e1708fadb (このIDを非表示/違反報告)
ポヨリン(プロフ) - お疲れ様でした。素敵な作品をありがとうございますm(_ _)m (2015年3月8日 23時) (レス) id: faa9497605 (このIDを非表示/違反報告)
ポヨリン(プロフ) - 羊羽さん» ぜひ！来てください！今、更新真っ最中です。ぼちぼちしか更新していませんが一言いただけるとありがたき幸せ。 (2015年2月28日 11時) (レス) id: faa9497605 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：羊羽
| 作成日時：2015年2月10日 14時
