☆93 ページ20
起こさないように、静かにベッドから抜け出そうとしたら。
左手を、櫻井さんが掴んだ。
「・・・・・・どこ行くの。」
「・・・・・・帰ります。」
「・・・・・・まだいーじゃん。」
「二度寝して、ヨシノさんと鉢合わせしたら困ります(苦笑)」
「・・・・・・へーきだろ。」
「平気じゃないです(笑)・・・・櫻井さんはまだゆっくり寝てて下さい。」
「・・・・・・・・・・。」
櫻井さんは無言で顔を枕に埋めた。
不貞腐れた・・・・？
子供みたいだな(笑)
「おやすみなさい。」
そっと指で頬に触れたくなるけど。
伸ばしかけた人差し指を掌の中に仕舞う。
「あの・・・・シャワー、借りてもいいですか？」
そう尋ねると、櫻井さんはゆっくりと枕から顔をこちらに向けた。
「・・・・・タオルとか、棚にあるの適当に使って。」
「はい。」
「シャワーの使い方、分かるかな。」
起き上がろうとするから
「大丈夫です。まだ眠たそうですよ、寝ててください。」
櫻井さんは「ふ。」と笑って、ベッドに身を沈めた。
一人暮らしには広すぎるほどのバスルーム。
洗面台に、浴室に散らばる櫻井さんの日常が、勝手に目に入る。
それらが微笑ましくも、何故だか胸の奥を刺す。
寝室に戻ると、櫻井さんはTシャツ姿の部屋着に着替えて、ベッドに腰掛けてスマホを触ってた。
「シャワー、ありがとうございました。タオル、お借りしました。」
「うん。使い方、分かった？」
「はい。」
ベッドに腰掛けてる櫻井さんを立ったまま見つめる。
櫻井さんも黙ったまま私を見つめる。
「・・・・・・帰りますね。」
寝室を後にしようとすると
「・・・・・・見送るから。」
櫻井さんはゆっくりと立ち上がった。
「いいですよ。ホント休んでて下さい。」
「見送るって。見送るだけで悪いけど(苦笑)」
「(笑)」
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羊羽(プロフ) - ゆずさん» ゆずさん、はじめまして。ﾌﾟﾛﾌで設定していただければいいので、18歳以上であることが分かるようにしてもらえますか？確認出来たらゆずさんにﾒｯｾｰｼﾞでお知らせしますね。 (2020年6月8日 10時) (
レス) id: 9e1708fadb (このIDを非表示/違反報告)
羊羽(プロフ) - Mayuさん» Mayuさん、はじめまして！お立ち寄りいただきましてアリガトウゴザイマス。メッセージ飛ばしましたのでご確認ください〜。 (2020年5月4日 8時) (レス) id: ffb40fe9f0 (このIDを非表示/違反報告)
Mayu(プロフ) - 初めまして。別部屋も見させていただきたいです！よろしくお願いします！ (2020年5月4日 4時) (レス) id: dfac340130 (このIDを非表示/違反報告)
羊羽(プロフ) - Rさん» 先ほどメッセージ飛ばしましたのでそちらで確認してみてくださいね。何かあったらまたご連絡くださいませ☆ (2020年4月12日 8時) (レス) id: ffb40fe9f0 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - 遅くなってしまいすみません。プロフ設定出来ましたので教えていただけると嬉しいです！ (2020年4月11日 22時) (レス) id: 6721bb2d67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：羊羽
| 作成日時：2019年10月31日 22時
