二人の記念日【You】☆12月初旬�� ページ7
彼がごそごそ鞄に詰めてる間、窓の外を眺めてみる。
取ってくれた部屋は66階。しかもスィートときた。
(・・・・・・・さすがですねぇ。)
空はすぐそこ、目の前だ。
今日はすっきり晴れた冬空で、遠くまで見渡せる。
(うーわ。車がミニカーどころか、米粒。)
下を覗きこむように見てたら、
「ぎゃあ！！」
後ろから突然腕を回された。
「なんつー色気のない叫び声。」
「びっくりするから！こんな高所で！！」
「落ちねーよ、窓あるんだから(笑)」
頭の上で笑い声。
こんな近いところから響いてくる彼の声を聴くと、時々白昼夢見てるんじゃないかって思うことがある。
だって、本来TVでしか見ない人なんだよ？
どうして私のすぐ傍にいるんだろう、やっぱ夢かな。――――ってなることがある。
「―――――あのさぁ。」
後ろから抱え込まれるように抱きしめられて、タバコの匂いに包まれる。
それが「ああ、これは現実だ。」って安心させてくれる。
この大好きな腕にも、しばらく会えないんだなぁ・・・。ちぇ。
「ちょっといろいろあって、クリスマスプレゼント・・・・まだなんだけど。」
「あはは、何言われるのかと思った(笑) いいよー、そんなの気にしなくても。忙しいんだし。」
「オレ、今もらっちゃったからさ(苦笑)」
「あ、逆に気を遣わせちゃった？ここに泊まれたのがもう十分プレゼントだから。ありがとうね。」
「・・・・・そう？(笑)」
「そうだよ。部屋も素敵だったし。スィートとか、初めて泊まった(笑)」
「A？」
「ん？」
「こっち向いて。」
腕の中でくるりと彼の方に向き直る。
(あ、マフラー巻いてくれてる。)
キュッと抱きしめてくれて、右側頭部に彼の頬がくっつく。
「こっから年明けまでは、しばらく会えねーけど。」
「分かってるよ。忙しいもんね。」
「ん。」
「体壊さないように気をつけて。」
「うん。」
「タバコはほどほどに。」
「んー(苦笑)」
もう黙れ、と言わんばかりに唇を塞がれた。
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羊羽(プロフ) - ハルヒさん» 快く掲載許可してくれてあざます！あのお話が無ければその後の4つの話も無かったワケだから、すごい威力持ってたね、あの『その後譚』！ハルヒちゃんが「好き好き」って言ってくれるから私もこの話好き（笑）また一緒に書きましょー☆ (2015年12月14日 13時) (
レス) id: 9e1708fadb (このIDを非表示/違反報告)
ハルヒ(プロフ) - らんまるさん» らんまるさん。ありがとうございます。羊羽ちゃんの甘い甘いお話についつい送りつけてしまった次第です(^^)これからも羊羽ちゃんの世界に一緒に浸りましょーね(^^) (2015年12月13日 0時) (レス) id: 3f0f285a0f (このIDを非表示/違反報告)
ハルヒ(プロフ) - きゅんきゅんが止まらなかったから返品不可で送りつけた走り書きが（笑）またさらなる胸熱につながるなんて幸せ〜(^^) 久しぶりに何か一緒に書きたくなるやん（笑）お題投げようかしらねー(⌒▽⌒)掲載ありがとねm(_ _)m (2015年12月13日 0時) (レス) id: 3f0f285a0f (このIDを非表示/違反報告)
羊羽(プロフ) - きちさん» Jだけは書いても書いてもそれがJっぽいのかどうか分かんなくって、きちちゃんに「うん！潤くんだよコレ！」って言ってもらってようやく一安心する（笑）ありがとう、先生。今回も楽しんでもらえたようで満足満足☆ (2015年12月12日 13時) (レス) id: 9e1708fadb (このIDを非表示/違反報告)
きち - →続き めちゃくちゃ嬉しそうな潤くんが、もー、めっちゃ潤くんらしくて（笑）ぐうの音も出ないとこまで追い込んで、さぞかし満足だろうな~♪（笑）満足気な潤くんが見えるようで、私も満足です♪かわいい潤くんをありがとう！！ (2015年12月11日 23時) (レス) id: a1b11a3439 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：羊羽
| 作成日時：2015年12月1日 20時
