☆24 その笑顔 ページ24
スケジュールがダブルブッキングになってて四苦八苦しながら調整していると、スマホが鳴った。
(誰、この忙しい時に！)
イラつきながら画面を見ると、コウスケの名前だった。
おまえか！
タイミングの悪いヤツだな！ 無視！
しばらく放置したら切れた。
PCに向き合ったところで、またかかってきた。
「んもー・・・・・」
スマホを持ち上げて、そそくさと廊下に出る。
どこか、話聞かれない部屋・・・・・あ、隣の小さい会議室。
今日あそこ使わないって言ってた。
急いでドアを開けて、中に人が居ないことを確かめる。
よし、誰もいない。
携帯を通話状態にする。
『おまえ、早く出ろよ！こっちも仕事の合間にかけてんだから！』
途端に怒鳴り声がスマホの向こうから飛び込んできた。
はあああああ？！
「こっちだって仕事中だわ！何の用？！」
『何の用、じゃねーだろ！おまえ、どこに居んだよ。』
実家だよ。見当ついてるくせに。
実家に連絡してこないのは、自分が原因だとうちの両親に確定されるのがみっともないからだろ。
お見通しだし、もうバレてるし！
『いい加減帰れ。』
「帰るわけないじゃん。」
『はぁ？家出は許してやるって言ってんだろ。早く帰れよ。』
「許すって何サマ。あと家出じゃない、別居。分かる？べ・っ・きょ。戻るつもりなんてありま、せん。」
『何寝ぼけたこと言ってるんだよ！』
「寝ぼけてるのはそっちだわ。全部分かった上でそこ出たの。戻る気ないから。」
『いい加減にしろっつーの！』
「こっちの台詞だっつーの！もう切るから！仕事中にこんな電話かけてこないで！！今後は出ないからね！！」
『おい！ちょっとま・・・』
ブチッ！
通話を切る。
あーーーーーっ！もう！
コウスケの言い方も、声すらも腹立たしくて、スマホを投げつけたい衝動に駆られるけど。
まだ本体代払ってる最中だ。
落ち着け、落ち着け。
グーッと握って大きく息を吐いて。
・・・・・収まらないから、もう一度吐いて。
その部屋を後にした。
――――クソボケくらい言ってやればよかった！
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羊羽(プロフ) - ハルヒさん» 昨日のコメ返、レスになってなかった（汗）今日も更新がんばりまーす。まだ序盤だけどー。もういっそ、未読のもの読んでるつもりで読んで！！笑 (2019年10月17日 6時) (
レス) id: d8103d2322 (このIDを非表示/違反報告)
羊羽(プロフ) - あっち、埋没してしまってるから…毎日更新するよう頑張るよ〜。仕事中以外で読んでねwww (2019年10月16日 22時) (レス) id: 94043327ee (このIDを非表示/違反報告)
ハルヒ(プロフ) - 知ってるよ、でもさ、毎日気になってさ、読みたいのよ。あっちにまだ残ってるなら、探しに行きたくなるくらいだよ。あ、今も仕事中だ。笑 (2019年10月16日 15時) (レス) id: 8aa51f6bc7 (このIDを非表示/違反報告)
羊羽(プロフ) - ハルヒさん» ハルヒちゃん、これ知っとるやん…（笑）台風来るから、暇潰しになるように後でも少しアップしときます！仕事してー！w (2019年10月11日 16時) (レス) id: 9e1708fadb (このIDを非表示/違反報告)
ハルヒ(プロフ) - リアルに仕事中なんですけど笑、オノサンの人生歩いてます（＾∇＾） なんなら本気で転職したい勢いw 台風だけど、続き待ってるー(^^) (2019年10月11日 15時) (レス) id: 8aa51f6bc7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：羊羽
| 作成日時：2019年10月9日 13時
