Love so sweet Ⅱ 【－ Ver.】 (ページ20)

今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:54,298 hit

☆《番外編》秘密【S.S盤】*1 ページ20

月曜日の深い深い夜遅くの、その次。
火曜日の朝。

私は彼の隣で目覚める。

カーテンの隙間から夏の日差しが細く、だけど強い力で差し込んでいる。

部屋の空気も少しずつ上昇してるのが感じられる。

・・・・・今日も暑くなりそうだな～(苦笑)

ベッドから静かに下りて、扇風機のスイッチを入れる。

まだ彼が起きる時間までは少し間がある。

キッチンに行って、コーヒーを入れる準備を始める。

・

・

・

時々でしかないけれど、月曜日の夜に彼の部屋で、彼を待つようになった。

「そんな、わざわざ遅い時間の生(放送)がある日に会わなくても、他にもう少し都合つく日あんのに(苦笑)」

と彼は笑うけど、きっと分からないだろうなぁ(笑)

確実にこの曜日はこの仕事をしてるって分かってるから。

ライブで翔くんを見ていられて、何となく機嫌や体調を見守れるから。

その後、この時間なら基本家に戻って寝るだけだから、翔くんの他の時間を邪魔しないでいられるから。

そして夜遅いから、見てるのは夜空の月だけだから。

安心できるの。

だから、この曜日、この時間に逢うのが私は好きなんだよ。
意外と小心者(苦笑)

たっぷりと愛し合う日もあれば。

眠くて眠くて、お風呂からベッドにくるのが精一杯の日もあったり。

どんな日も、翔くんに触れながら眠りに就く。

どの日のあなたも愛おしい。

前はねー。
絶対私の方が、翔くんのこと『見守ってる』って思ってたんだけど(笑)

でも今は。
何だか前とは違う気がしてる。

こんなに不安定な関係なのに。
こんなに不確実な未来なのに。

そんなに怖くないっていうか。

何だろうね、この感じ。

あなたが私の中の軸となっていってて。
私があなたの中の軸となっていってて。

側に居ても居なくても、いつも一緒に手を繋いでるような、そんな架け橋が出来た気がしてる。