☆《番外編》Hey Hey Lovin' You *3 ページ18
Aの舌を探して口内をなぞると、冷たい感触。
それは、さっき突っ込んだピノ。
オレの舌で、アイスをAの舌の上に移動させる。
アイスを挟みながら舌を絡める。
チョコが破れて、中からバニラアイスが蕩け出す。
・・・・・すっげえろいぞ、これ(苦笑)
徐々に溶けていくアイスをAの舌に塗りつけながら、その舌と絡まり合う。
アイスが溶けていくように、Aの強張った体も力が抜け始める。
バスローブの襟元を掴むその指。
優しく、優しく、Aを抱きしめる。
不機嫌な気持ちも溶けたかな？
口の中のアイスはすっかり無くなって、チョコとバニラの味だけが残ってる。
ゆっくりと唇を離す。
おでこをコツンと合わせて、その目を覗く。
またプッと膨れた。
でも目が笑ってる。
ほら。
オレだって、おまえの機嫌くらい取れンだよ(笑)
だから、もっとワガママ言ってよ。
不機嫌な日も、不安な日も、幸せな日も。
Aを抱きしめてるのはオレでありたいって思ってるから。
目と目を合わせて。
手と手を合わせて。
二人の花を咲かせていこう。
Aがニヤリと笑って、ピノをつまんでオレの口に突っ込んだ。
んぐっ！
反射的に頬張る。
「翔くんの方がリスにソックリなんだからね！」
笑いながら、唇が重なり合う。
そうだよ。 そうやっていつも笑っててくれたらいい。
オレの横でね。
Hey Hey Lovin' You・完
☆《番外編》Hey Hey Lovin' You *あとがき→←☆《番外編》Hey Hey Lovin' You *2
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 74人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：羊羽
| 作成日時：2015年5月7日 0時
