アイコトバ Ⅰ (ページ34)

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「じゃあ、サイン、とかがいっか。」

「サイン、って？」

「だから、『今日駅で待ってるね。』がウインク。とか？」

センセーはポカンとした後、大笑いしだした。

「相葉くんって・・・・・何て言うか・・・・・ホントーに期待を裏切らないね！いい子！！(爆)」

・・・・・何、その子供扱い(憤)

「試しにウインクしてみて？」

ウインク。

こんな？

・・・・・あれ？

「・・・・・・できてないよ(爆)」

くそー！痛恨のミス！
オレ、ウインクできねーっ！！

センセーはお腹抱えて笑い転げてる。

「あー・・・・おかし～・・・・」

目に涙浮かべてる。

・・・・・そんなにおかしかったのか(ショック)

「・・・・・じゃあ、ウインクじゃなかったらどーするの！(ちょっとムスッ)」

「そーだなぁ・・・・こうやって、一瞬耳朶触る、とかだったらバレないんじゃない？」

センセーは自分の耳朶を軽く触った。

「・・・・・分かった。『駅で待ってるね。』はソレね(センセーのウインク見たかったのに・・・・)他はぁ～・・・」

「それだけで十分間に合うでしょ？」

センセーが何だかイヤそうな顔した。

「『今日会いたいよ。』とか。『大好き』とか。」

センセーは絶句した後、顔が一瞬にして赤くなった。

動揺してません！みたいな顔してるけど、真っ赤。

「・・・・・よくそんな歯の浮くようなセリフを普通の顔して・・・・・(呆れる)」

「えー伝えたいじゃん！」

「普通言わないでしょ、そんなセリフ！！」

「オレ、言いたいけどな～。センセーだって言いたいくせに(笑)」

「言いたくないし！言えないし！(苦笑)」

オレが笑ったら、センセーも笑った。