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アイスも食べ終わって、教室に戻ろうと立ち上がろうとした時。
「ニノ？」
聞き覚えのある声がした。
和也と私が同時に、声の主を見上げた。
「あれ・・・相葉クンじゃん。」
私が反応するより先に和也が言った。
え？
「やっぱニノだー。・・・・って、Aちゃん？！」
え？
相葉くんの返答に驚いてると、和也も
「え？」
３人が一斉に「？！」って顔になった。
そして、
「何で和也、相葉くん知ってるの？」
「何でAちゃん、ニノといるの？」
「何で相葉クン、A知ってんの？」
３人が同時に同じようなこと言った。
そして、各々自分以外の２人の人間の顔に、視線を何度も往復させる。
「オレと相葉クンは、リトルで一緒にやってたから知ってんだけど。」
「オレとAちゃんは今、同じクラスなんだよ。」
「和也、幼馴染みなの。」
３人、一斉にプッと吹き出した。
「世間て狭いなー(笑)」
相葉くんは、上から注ぐ夏の陽射しと同じくらい眩しい顔で笑った。
っていうか・・・何か、すごい日焼けしてない？相葉くん。受験生なのに。
「おまえ、中学野球やってた？」
「んーん。バスケに行った(笑)」
「なーんだ、どーりで見ないと思ったよ。」
「ニノはずっと野球やってたんだ？高校、どこだっけ？」
「武蔵野第一。」
「武蔵野って、去年のベスト16じゃん！」
「今年は２回戦敗退だけどな。おかげで早くから受験勉強に取り掛かれましたわ(苦笑)」
和也と相葉くんは、しばらく野球絡みのことを喋ってた。
ホントに知り合いなんだ、この２人。
何か変な感じ・・・・。
それから相葉くんは、私たちの顔と建物の看板を交互に眺めて、
「あー、夏期講習？」
「うん。相葉くんは？」
「オレ？オレはいーの。勉強好きじゃないし！」
言い切ったよ、このヒト。
なんかもう・・・いっそ清々しいな(笑)
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羊羽(プロフ) - ともさん» 青担さんでしたか！これは申し訳ないことを…私もかつてそうだったので愛情はたんまりあるんですけど（笑）ｽﾋﾟﾝｵﾌ集の方はOさんまぁまぁいるので、是非どうぞ☆私の好きなOさんが結構います。 (2020年2月1日 18時) (
レス) id: 9e1708fadb (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 智くん担の私としては…智くんとハッピーエンドして欲しかったですが〜智くんがめちゃくちゃカッコイイ。あっさり別れを受け入れるところなんて智くんらしくて切なかったですが(￣▽￣;) (2020年2月1日 14時) (レス) id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：羊羽
| 作成日時：2015年2月26日 11時
