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チャイムが鳴る。
今日の授業が終わった。
「A〜。」
トモが早くも帰る準備を終えて、私のところにやって来た。
「んー？」
「一緒に帰ろうよ。」
「あ、ごめん。今日は美術室に寄らなきゃダメなんだよ。」
「あー(察し) ハイハイ、じゃ、また明日ね。」
「ばいばーい。」
・
・
美術室へ向かう途中の渡り廊下。ポカポカと春の陽気が射し込んでる。
ここからは校庭が眺められる。
校庭の周りをぐるりと囲む桜も見える。
満開の桜たちは、その溢れ咲く様子を持ち重りするのが嫌なのか、どんどん散って行く。
足が止まる。
どうして桜が散る光景を見ると、立ち尽くしてしまうんだろう。
キラキラと光る春の陽射しに舞う桜をぼんやりと眺めていると、
「いったっ・・・！」
誰かに頭を叩かれた。
振り返ると。
「Aって、いっつもボーっとしてんのな。」
何かの雑誌を丸めて手に持ってる櫻井くんと、相葉くんが背後に立ってた。
「別にいつもボーっとしてないし・・・・頭叩かないでよ。」
雑誌で頭叩いたの？！
って、ちょっとムッとしながら答えると、横から相葉くんが
「何？何見てたの？」
ニコニコしながら口を挟む。
絶妙のタイミングで話逸らしたな(苦笑)
「桜。」
「え？翔ちゃん？」
「サクライじゃなくて、桜、だよ(苦笑)」
「桜か(笑) キレーだよね！」
キラキラの陽射しを受けて笑う相葉くんも、キラキラしてる。
可愛いなぁ。犬みたい(笑)
その横の櫻井くんは・・・・・この人、意外と霞んだ空気、似合う。
校庭を眺める黒目がちのキレイな二重の目。
その黒目に吸い込まれるように見入っていると、目が合った。
すると、怪訝な感じで眉をしかめた顔になった。
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羊羽(プロフ) - ともさん» 青担さんでしたか！これは申し訳ないことを…私もかつてそうだったので愛情はたんまりあるんですけど（笑）ｽﾋﾟﾝｵﾌ集の方はOさんまぁまぁいるので、是非どうぞ☆私の好きなOさんが結構います。 (2020年2月1日 18時) (
レス) id: 9e1708fadb (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 智くん担の私としては…智くんとハッピーエンドして欲しかったですが〜智くんがめちゃくちゃカッコイイ。あっさり別れを受け入れるところなんて智くんらしくて切なかったですが(￣▽￣;) (2020年2月1日 14時) (レス) id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：羊羽
| 作成日時：2015年2月26日 11時
