13.手鬼 ページ17
引き続き炭治郎side
―――最終選別が行われる藤襲山。そこには薄紫の綺麗な藤の花が咲き乱れていた。
見たところ選別を受けに来た人は20人程。生き残ることができたら隊員になることができるんだ。
息「皆様、今宵は最終選別にお集まりくださってありがとうございます。この藤襲山には、鬼殺の剣士様方が生け捕りにした鬼が閉じ込めてあり外に出ることはできません。」
女「山の麓から中腹にかけて鬼共の嫌う藤の花が一年中、狂い咲いているからでございます。」
息「しかし、ここから先には藤の花は咲いておりませんから鬼共がおります。この中で七日間生き抜く」
女「それが最終選別の合格条件でございます。−−−では、行ってらっしゃいませ。」
ついに始まった。きっとこの先は危険なことがたくさんあるんだろう。でも一か八かやるしかない。Aもまっすぐ前を向いて歩いていた。
A「氷の呼吸 弐ノ型 氷車」
炭「水の呼吸 肆ノ型 打ち潮!!」
Aと一緒に次々と襲ってくる鬼を斬る。ただ、どの鬼も理性が無いように見えた。容赦なく俺たちに向かってくるんだ。鍛錬の時に見つけた゛隙の糸の匂い゛で無事なのだけど…
そう考えていた俺の嗅覚が、まるで腐ったような匂いを捉えた。鼻の中がピリピリする…Aは俺の心を読めているんだろうか。
A「どこからする?その匂い」
炭「あっちの方からだけど、」
男「うわアアア!!!何で大型の異形の鬼がいるんだよ!聞いてないこんなの!!」
その声に振り向いてみれば、何本もの手を持つ大型の鬼がいた。何なんだ、あれは……。さらに、たくさんの手を合体させてそれを男の人の方に向けて放った。―――危ない!!
A「っく!!」ザシュッ
Aが静かに刀を振り上げ、鬼の手を切断してくれた。鬼はAを睨み、一瞥するとこう言った。
鬼「また来たな。俺の可愛い狐が……」
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一猫(プロフ) - 桜蝶さん» 見てきましたよ!とっても素敵な作品でした☆*。やっぱり文の綴り方が上手でした。更新頑張ってください (2020年5月25日 13時) (レス) id: 6037933882 (このIDを非表示/違反報告)
桜蝶 - 一猫さん» 私の作品名を教えた方が良いですか? あとからすみません。 (2020年5月24日 15時) (レス) id: f12d7ff414 (このIDを非表示/違反報告)
一猫(プロフ) - 桜蝶さん» 桜蝶様、コメントありがとうございます!桜蝶様の作品閲覧してきますね。更新頑張ります(*^^*) (2020年5月24日 12時) (レス) id: 6037933882 (このIDを非表示/違反報告)
桜蝶 - とても面白いですね! 作者さんのペースで更新を頑張ってくださいね? 鬼滅の刃にハマっていて鬼滅の刃の小説を1つですが書いています。 作者さん、宜しければ私の作品名を教えますか? (2020年5月24日 7時) (レス) id: f12d7ff414 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:一猫 | 作成日時:2020年5月23日 16時