天使なアノコ (ページ3)

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そんな彼女も定期的に行かなければならない場所がある。

それは
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿マリンフォード

そう。海軍本部である。

海兵としての報告だけならば支部にいる海兵に任せればいいこと。

ではなぜ少将である彼女が本部に呼び出されるか。

それは彼女の能力にある。

彼女の能力である【ヒトヒトの実 model天使】

それは人の持つ能力としては慈愛に満ち溢れ過ぎていて、それでいて残酷なのだ。

本部の廊下を背筋を伸ばして歩く彼女の姿はどんな屈強な海兵ですら2度見をするほどに美しい。

普通の海兵ならば、恐れ多すぎて彼女に声をかけたりなどできないだろう

そう。｟普通の｠海兵ならば。

ここにいるのは支部なんかとは比べ物にならないほどに強い海兵たちがいる。

もちろん大将達も。

?｢あらァ？Aちゃんじゃないの〜｣

今日もその男は馴れ馴れしく彼女に話しかける。

貴｢青雉さん…｣

青｢本部に来てたなら俺のとこに報告しに来てっ
て言ったのに〜｣

そんなふうに話しかけてくる上司をするりと交わし、彼女はスタスタと元帥の元へ急ぐ

貴｢今日はお構いしている時間はありません。｣

青｢冷たいねェ…笑｣

貴｢ごめんなさい…じゃあ、お詫びと言ってはなんですが、今度クザンさんの自転車の後ろにのせてください。約束ですよ…？｣

青｢あ、あぁ。｣

上司を上手く丸め込んだ彼女は楽しそうに目的の場所へ進む。

その時上司が悶えていることを知らずに。

青(あれは反則だよねェ…)