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廊下がバタバタと騒がしい。必死にAの手を掴み、嫌な手汗で滑りそうになるのを必死に抑えた。右手も左手も総動員して必死に放さないように、放してしまえばとんで行きそうだから。
いつもならとっくのとうに引き上げれているはずなのに、まだ引き上げれていない。嫌な汗がつるりつるりと手を滑らせては俺を焦らせる。ああ、本当に。一旦落ち着け、俺。
「ゾム！よォ頑張った！」
バン！と荒々しく扉が開いた。俺の腕に誰かの腕が重ねられた。
ut「すまんゾムさん。シッマ起こすの時間かかってしもた」
せーのっ！と煩い空色の声に合わせAを引き上げれば、まだぽけっとしているAの顔が見えた。
ut「良かった〜Aちゃんが落ちて怪我なんてしてもうたら俺、もう、本当に…」
しくしくと泣いた振りをしている大先生をぱこっと叩けば汚い声が部屋を満たした。
誰も何も喋らないのが俺の心をなぜかチクチクと抉る。思えばさっきの鬱のあのおふざけはこれを阻止するためだったなのだろうか。コネシマは他人の部屋だというのにタバコを吸い始めている。パーカーに匂いが着くのが嫌だが、先程助けてくれた恩もある。今回だけはまあええかな、と気にしつつも見えない振りをした。
何を言おうか悩んでいる間もAの目はぽけっとしたままである。何かぼやぼやと呟いているのは聞こえるが、生憎俺とAは向かい合っている状態なので何を言っているかまでは聞き取れない。隣に座っている大先生やコネシマなら聞こえるのだろうが、言うつもりはないのか、はたまた本当に聞こえないのか、何かを俺に伝えようとしているようには見えない。ああ、俺はどうしたらいいんだ！
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ノレム - え、さ、最高ですね!?こんな事現実にあったら嬉しい....って思いますわ😭頑張ってください！応援してます😊 (2022年3月19日 18時) (
レス) id: 041a7bb755 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - ハクさん» いえいえ(*´∀｀*)ですよね笑こちらこそよろしくお願いします(？) (2021年4月11日 21時) (レス) id: 5459160ee1 (このIDを非表示/違反報告)
ハク(プロフ) - アリスさん» ありがとうございます！！siさんが居る小説は少ないですよね…まだまだ未熟者ですが、よろしくお願いします！ (2021年4月11日 18時) (レス) id: dcd2826455 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - ヤバいヤバいしんぺい神さんおる好きィィィ！！！() (2021年4月11日 0時) (レス) id: 5459160ee1 (このIDを非表示/違反報告)
ハク(プロフ) - あこさん» 一応、身長を元にした平均体重から、極端に減らしました…自分のリアルの友達にガリガリの奴が居たんで、その人を参考にさせてもらいました。あ、これ、こんなになった理由も過去に関係してるんで、多分、いつか明かされると思います！！ (2021年2月7日 13時) (レス) id: f1f7e72289 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハク | 作成日時：2020年10月18日 17時
