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gr「そこでなんだが、この城に住まないか?」

『え?』

え、え?え!え?


え?

zm「いやぁ〜、良いっすねぇ!そしたら、毎日殺りあえるやないっすか〜!」

『え?』

ま、待ってくれ…推しと共同生活?は?そんな事が出来ちゃうのこの世界?え、?

gr「ははは。理解が出来ないと言うような顔だな。君は昨日の事を覚えているか?」

昨日の事、急に何を。

gr「昨日、君はこの部屋で俺達と戦闘をした。戦闘中のあの言いぶりや攻め方を見ていたに、誰の命も狙っていた訳ではないのは分かっている。だが、運の悪いことに軍に対して良く思っていない上層部の連中が、俺達が君を逃した所を見ていたらしい。そこでそれが世間に広がると大変不味い事になる」

グルッペン様はそこまで言い切ると一旦口をつぐみ、先程まで組んでいる手に向けていた瞳でこちらを見た。


gr「そこで、だ。これは万が一総統室での戦闘になった時の訓練だった、と上層部に報告したい。そうする為には君は軍部の者だと言う証拠が確実に必要となる。
勿論、衣食住は保証する。戦闘面についてはコネシマ、トントン、ゾムの3人の連携攻撃からも逃れれる程だ。相当強いのだろう?流石は有名な黒狐様と言う所だ」

その紅い双眸はゆっくりと閉じられて、また開いた。ぱちっ、と彼の瞳に自分が映る。黒い狐の面をした、背が小さく線の細い如何にもか弱そうな少女。実際の中身は推しに狂った女と戦闘に狂った女。女。女。女。
女の私はこの場所に居て良いのか?


『僕、いや私は女です。そんな奴が急に軍に入って上層部は騙すことが出来たとしても、日頃から軍に勤めている軍人さんは良く思わないのでは?最悪内部分裂が起こりますよ』

確かに推し達と生活を共にするというのはとても魅力的な提案だ。魅力的過ぎて恐れ多いというのもあるが。衣食住を保証する代わりに戦闘力が欲しい、これも僕にとっては何も苦痛ではない。今までの家業が変わるだけだから。
けれど、僕が入ったことで推し達が対立してしまうのは避けたいし、望まないこと。だから、僕が我慢するだけでそれを防ぐ事が出来るのならば、僕はそれを喜んでやるんだ。

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ノレム - え、さ、最高ですね!?こんな事現実にあったら嬉しい....って思いますわ😭頑張ってください!応援してます😊 (2022年3月19日 18時) (レス) id: 041a7bb755 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - ハクさん» いえいえ(*´∀`*)ですよね笑こちらこそよろしくお願いします(?) (2021年4月11日 21時) (レス) id: 5459160ee1 (このIDを非表示/違反報告)
ハク(プロフ) - アリスさん» ありがとうございます!!siさんが居る小説は少ないですよね…まだまだ未熟者ですが、よろしくお願いします! (2021年4月11日 18時) (レス) id: dcd2826455 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - ヤバいヤバいしんぺい神さんおる好きィィィ!!!() (2021年4月11日 0時) (レス) id: 5459160ee1 (このIDを非表示/違反報告)
ハク(プロフ) - あこさん» 一応、身長を元にした平均体重から、極端に減らしました…自分のリアルの友達にガリガリの奴が居たんで、その人を参考にさせてもらいました。あ、これ、こんなになった理由も過去に関係してるんで、多分、いつか明かされると思います!! (2021年2月7日 13時) (レス) id: f1f7e72289 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ハク | 作成日時:2020年10月18日 17時

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