【ジョジョの奇妙な冒険】殺人鬼と白雪姫

07.自炊、同居 ページ8

Aは唸るみたいな声を出して、恐る恐るうなづいた。
彼女の小さい身体で料理ができます、これでも一人暮らしです、と言われてもまるで説得力がない。
ぼくより20cmはちいさい身長は、大きく見積もっても中学3年生くらいか。
手も、今までの彼女らよりいくらかちいさいし、指だってほっそりしていて関節が浮き出て、丁度ぼく好みの、ぼくの手に収まりやすい手だ。
…ああ、気がつくと手の話になってしまう。
しかし、この手がぼくの物になる、と想像してしまったら興奮と幸福感が抑えられない。目の前の彼女には念を押されているわけだが、キラークイーンを出してしまえばもうこっちのものになるのだ。手首から先を残して、爆散させるのだ。
ああ、頭に思い浮かべるだけで、きもちが良い。

「吉良さん、…料理ってできますか。」
「まあ、人並みには」
「じゃあ当番制にしますか！
わたしも人並みにはできるので、おなかの心配はしてくれなくって大丈夫だとおもいますよ！」
「そうだね、」

ぼくの表情の裏なんて露知らず、彼女はにっこりと頷くとふんふん鼻唄をうたって台所へ歩いて行った。

彼女はぼくの考えていることを知らない。
彼女はぼくの穢れたこころのその奥の泥濘を知らない。
彼女はぼくの前で笑うだけで、ぼくの心臓がこんなに痛むのを知らないのだ。


ー
あーーーーー吉良さん落ちたなあ
って何でネタくんが(ないの)！？
お気に入り、評価ほんとうにありがとうございます、重ね重ね御礼申し上げます〜〜

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