story♪48 ページ48
・
廉「･･･あ、じゃあ1個、わがまま聞いて」
「うん、なんでも」
廉「･･･Aって、呼んでもええ？」
なに、そんなこと。
あまりの軽いことに拍子抜けしてしまった。
なんなら永瀬くん、最初、私のこと名前呼びだったのに。
そんなことを今まで気にしてたのかと思うと
チャラいはずの永瀬くんも可愛く思えてくる。
「ふふ、いいよ。」
廉「っしゃ！」
「そんな喜ぶ？廉」
廉「は、え･･･まって？
今、廉って･･･」
なるべく自然のトーンで言ったのに
見事な廉の反応でさり気なさは台無し。
まあ、それでも
目の前で廉が嬉しそうにしてるから、良しとする。
「完全に、消えちゃったね･･･」
廉「あほ。んな寂しそうな顔すんな」
「･･･寂しそうになんてしてないし」
廉「してるし！
そんな顔せんでも、また作るから。
Aの誕生日、来年も再来年も
同じように祝ったるから」
廉とはついこの前初めて会って
しかも、距離はなかなか縮まらなくて
なのに、こうやって当たり前のように
これからも隣にいようとしてくれる廉に
もう、安心さや優しさしかこみ上げてこなかった。
きっと、心のすべてが
廉を受け入れて、許した瞬間。
自分でも自覚できるほど、簡単に分かる。
廉「じゃあ、帰るか」
「うん。帰ろう。
このままじゃ、風邪ひいちゃう」
廉「そしたら、俺が看病したるわ。
1晩でもずっと付き添っててやる」
「･･･それはなんか、嫌。
言い方が変態っぽい」
廉「はあ？人の好意の塊を･･･」
廉に優しく抓られたほっぺたは
なぜか熱さを帯びた。
楽しそうに笑う廉は、
初めに見た時のようにキラキラして見えた。
この雨と一本の傘は
2人の今までの距離を近づけるには、
充分すぎたんだ。
雨がしとしとと降る中、
2人の笑い声だけが、響きあってた。
･
6月5日 雨
今日、廉が誕生日プレゼントをくれた。
すごくすごく嬉しかった。
廉ありがとう。
これからもよろしくね。
来年の誕生日も楽しみにしてるね(笑)
･
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さく(プロフ) - LuLuさん» LuLuさん、嬉しい言葉の数々ありがとうございます！！ お話を読み返していただけるなんて嬉しすぎます(TT) 最近亀更新続いちゃってますがぜひ更新した時は遊びに来てください♪ (2018年3月18日 0時) (
レス) id: 1dbc2e4e2d (このIDを非表示/違反報告)
さく(プロフ) - めろさん» めろさん、初めまして(^^) ずっと前からなんてありがとうございます！嬉しいです！ この作品も愛してもらえるよう更新頑張りますのでよろしくお願いします♪ (2018年3月18日 0時) (レス) id: 1dbc2e4e2d (このIDを非表示/違反報告)
LuLu(プロフ) - さくさん！！わたしさくさんの作品がほんとにほんとに大好きです！！純粋にキュンとキュンします(＞＜) さくさんのお休みさてれた期間も、何度も何度も作品を読み返してずっと待ってました(笑) さくさんのペースでこれからも頑張ってください！ (2018年3月17日 6時) (レス) id: 2bd1670f20 (このIDを非表示/違反報告)
めろ(プロフ) - はじめまして、実はずっと前から作品読んでまして、、この作品どんなになるのかなってドキドキしてます(^o^)更新楽しみにしてます！ (2018年3月8日 22時) (レス) id: acc3eee29c (このIDを非表示/違反報告)
さく(プロフ) - ちゃんこさん» ちゃんこさん、はじめまして(^^) その言葉が一番嬉しいです！！ これからも楽しんでもらえるように精一杯頑張ります。受験のこともありがとうございます！ (2018年2月17日 7時) (レス) id: 1dbc2e4e2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さく
| 作成日時：2018年2月9日 17時
