story♪31 ページ31
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「永瀬、くんだ･･･」
廉「っ、良かった･･･無事で･･･
ほんまに･･･良かった･･････」
なんでむしろ永瀬くんの方が泣きそうな表情なの。
さっきまで泣きそうだったのに。
代わりに永瀬くんが泣きそうになるから。
心が不安と安堵とぐちゃぐちゃに絡まって。
廉「･･･震えてる、おまえ」
「さむ･･･い」
絞り出した声は掠れてて
永瀬くんはすぐ自分の上着を脱いで着せてくれた。
「･･･ありがとう」
上着はあったかくて
さっきまでの永瀬くんの温もり。
こんなの変だけど･･･
なんだかお母さんに包まれてるような、安心する温もりだった。
廉「帰るで･･･西野？」
「う、ん･･･」
立ち上がらない私を心配そうに見た永瀬くん。
廉「立てる？」
「さっき、そこでコケて･･･」
言い終わらないうちに
躊躇いなく近づいてきた永瀬くんは
私に合わせるようにしゃがんで、背中を向ける。
「え･･･？」
廉「乗って」
「や、やだよ･･･
重いの、バレる･･･」
廉「なに言ってんねん。
んな、場合ちゃうやろ。」
「でも･･･」
廉「あーー、ごちゃごちゃ言ってるんやったら無理やりお姫様抱っこするで？」
「の、乗るから！分かったから！」
永瀬くんに身を預けるのは嫌だったけど
お姫様抱っこなんて、永瀬くんとの距離にも恥ずかしさにも耐えられそうもなくて
そっちの方が嫌で
たぶん、永瀬くんもそれを分かってて、そんな意地悪いったんだろう。
私が大人しく永瀬くんの背中に乗って腕を肩に回すと
永瀬くんは容易く、立ち上がる。
廉「これのどこが重いねん」
「･･････」
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さく(プロフ) - LuLuさん» LuLuさん、嬉しい言葉の数々ありがとうございます！！ お話を読み返していただけるなんて嬉しすぎます(TT) 最近亀更新続いちゃってますがぜひ更新した時は遊びに来てください♪ (2018年3月18日 0時) (
レス) id: 1dbc2e4e2d (このIDを非表示/違反報告)
さく(プロフ) - めろさん» めろさん、初めまして(^^) ずっと前からなんてありがとうございます！嬉しいです！ この作品も愛してもらえるよう更新頑張りますのでよろしくお願いします♪ (2018年3月18日 0時) (レス) id: 1dbc2e4e2d (このIDを非表示/違反報告)
LuLu(プロフ) - さくさん！！わたしさくさんの作品がほんとにほんとに大好きです！！純粋にキュンとキュンします(＞＜) さくさんのお休みさてれた期間も、何度も何度も作品を読み返してずっと待ってました(笑) さくさんのペースでこれからも頑張ってください！ (2018年3月17日 6時) (レス) id: 2bd1670f20 (このIDを非表示/違反報告)
めろ(プロフ) - はじめまして、実はずっと前から作品読んでまして、、この作品どんなになるのかなってドキドキしてます(^o^)更新楽しみにしてます！ (2018年3月8日 22時) (レス) id: acc3eee29c (このIDを非表示/違反報告)
さく(プロフ) - ちゃんこさん» ちゃんこさん、はじめまして(^^) その言葉が一番嬉しいです！！ これからも楽しんでもらえるように精一杯頑張ります。受験のこともありがとうございます！ (2018年2月17日 7時) (レス) id: 1dbc2e4e2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さく
| 作成日時：2018年2月9日 17時
