story♪04 ページ4
･
「わあ、面白そうなマンガたくさんある･･･！」
掃除そっちのけで、面白そうなマンガに目移りしてると、
そんなマンガの中に、1冊だけ真っ白な背表紙の本を見つけた。
それを手に取ると、少しだけほこりを被っていたけれど丁寧に使われていた形跡がある。
手でほこりをパンパンとはたいていると、
その振動で1枚の紙がハラハラと足元に落ちた。
それを拾って、ひっくり返してみると。
七「え？なにこれ？」
Aへ、とまず書かれてあって
Aちゃん宛の手紙であることはすぐわかった、んだけど･･･
�爐△覆燭謀舛┐燭い海箸�あります��
不器用に綴られた文字。
�猝斉�、駅前の花屋さんに来てください。
ずっと、待ってます��
なんでか分からないけど
胸の奥がキュッと音を立てた。
たぶん、女の勘。
これがなんなのか、
なんとなく、ピンときて。
でも、次の文字を見た瞬間、目が大きく見開いた。
七「永瀬廉、より？」
どこかで聞いた名前。
はっとして、自分のカバンの中に手を突っ込むと、
やっぱり、同じ筆跡の永瀬廉って書かれたノート。
なにこれ、なにこれ。
まるで、ドラマか小説みたいな展開･･････
さっきから鳴り止まないドキドキうるさい心臓を押さえつけるようにして
震える指で、Aちゃんの本を広げる。
これは、ただの好奇心。
この先に何があるんだろう。
『20XX年5月10日 雨』
それは、Aちゃんの日記だった。
『今日、生まれて初めて、男の子に恋をした』
昔のAちゃんが書いたんであろう文字。
続きを読む前に、さっきの男の人が落としていったノートを開ける。
ページはもちろん、
Aちゃんと同じ日。
5月10日。
七「あった･･････
5月10日雨。
今日俺は、一目惚れしました、って、これ･･････」
気づいたら、体が勝手に震えてた。
ありえない確率での、奇跡。
私今･･････、あの2人と同じ時間を
共有してる･･････？
それも、まさに
時空を越えてｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
まるで、そうすることが唯一正しいように
私は2人の日記を同時にめくり始めた。
それは2人の小さな物語の軌跡を
追うようにｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
･
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 970人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さく(プロフ) - LuLuさん» LuLuさん、嬉しい言葉の数々ありがとうございます！！ お話を読み返していただけるなんて嬉しすぎます(TT) 最近亀更新続いちゃってますがぜひ更新した時は遊びに来てください♪ (2018年3月18日 0時) (
レス) id: 1dbc2e4e2d (このIDを非表示/違反報告)
さく(プロフ) - めろさん» めろさん、初めまして(^^) ずっと前からなんてありがとうございます！嬉しいです！ この作品も愛してもらえるよう更新頑張りますのでよろしくお願いします♪ (2018年3月18日 0時) (レス) id: 1dbc2e4e2d (このIDを非表示/違反報告)
LuLu(プロフ) - さくさん！！わたしさくさんの作品がほんとにほんとに大好きです！！純粋にキュンとキュンします(＞＜) さくさんのお休みさてれた期間も、何度も何度も作品を読み返してずっと待ってました(笑) さくさんのペースでこれからも頑張ってください！ (2018年3月17日 6時) (レス) id: 2bd1670f20 (このIDを非表示/違反報告)
めろ(プロフ) - はじめまして、実はずっと前から作品読んでまして、、この作品どんなになるのかなってドキドキしてます(^o^)更新楽しみにしてます！ (2018年3月8日 22時) (レス) id: acc3eee29c (このIDを非表示/違反報告)
さく(プロフ) - ちゃんこさん» ちゃんこさん、はじめまして(^^) その言葉が一番嬉しいです！！ これからも楽しんでもらえるように精一杯頑張ります。受験のこともありがとうございます！ (2018年2月17日 7時) (レス) id: 1dbc2e4e2d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さく
| 作成日時：2018年2月9日 17時
