story♪24 ページ24
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「それは、女子と抜け出したい的なこと？
それなら、違う子と･･･」
廉「ちゃうよ。
俺は西野やから誘ってん。
西野が行かへんなら、俺は1人で行く」
･･･なに、それ。
普通、今目の前で苦手だって言ったやつのことなんて、わざわざ誘う？
永瀬くんが、わからない。
一体何を考えてるのか。
それに、急に、苗字呼びに戻ったし。
まさか、チャラいって言ったの、気にしてる、とか？
「私･････」
廉「もし！
来てくれるなら、明日も同じ時間、ここに来て？」
断ろうとしたら永瀬くんの声が遮る。
そのまま、ふわっと優しく微笑んだ。
廉「絶対後悔はさせへんから。
約束するから。」
その瞳が優しいんだけど
自分の意志もちゃんと持ってるような
力強い輝きで。
思わず永瀬くんの迫力に押されていた。
廉「そろそろ身体冷えてきたし。
戻ろか？女の子は身体冷えたらあかんやろ？」
「･･･そういうのが、慣れてる感じする」
廉「これはおかんから聞いてんって！」
ムッとしたように反論する永瀬くんが
なんか、可笑しくて。
そんなムキにならなくてもいいじゃん。
永瀬くんってチャラいのに
変なところ、純粋で素直っていうか。
これも彼の作戦だったりする？
わざとだったり、するのかな？
永瀬くんは謎で、
一体どういう人なのかイマイチ掴めない。
そこも、タチが悪い。
廉「･･･また顔歪む。
なんでなん？」
「永瀬くんはダメだよ。
何しててもチャラいもん」
廉「それ、俺どうしたらいいん？！」
「ふふ」
私が笑うと、なぜか黙り込んじゃった永瀬くん。
心做しか、顔が赤い。
いや、それは気のせいかも。
こんな薄暗い中で、そんなふうに見えるのはきっと気のせいだ。
廉「･･･西野が俺の前で笑ってくれたの、初めてや」
「そう？だっけ？」
廉「明日、俺、楽しみにしとるから。
やから･･･来てな？」
永瀬くんの懇願するような瞳に
うんとは言えなかった
けど
代わりに、おやすみって笑って手を振ったら
嬉しそうにはにかんだ。
それが、いつもの女子たちと笑う完璧な永瀬くんの笑顔じゃなくて
ちょっと不器用な笑顔で。
そっちのほうが、私は好き。
って、苦手なはずなのに。
矛盾してる心はそれでも
なんだか春風のように心地よかった。
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さく(プロフ) - LuLuさん» LuLuさん、嬉しい言葉の数々ありがとうございます！！ お話を読み返していただけるなんて嬉しすぎます(TT) 最近亀更新続いちゃってますがぜひ更新した時は遊びに来てください♪ (2018年3月18日 0時) (
レス) id: 1dbc2e4e2d (このIDを非表示/違反報告)
さく(プロフ) - めろさん» めろさん、初めまして(^^) ずっと前からなんてありがとうございます！嬉しいです！ この作品も愛してもらえるよう更新頑張りますのでよろしくお願いします♪ (2018年3月18日 0時) (レス) id: 1dbc2e4e2d (このIDを非表示/違反報告)
LuLu(プロフ) - さくさん！！わたしさくさんの作品がほんとにほんとに大好きです！！純粋にキュンとキュンします(＞＜) さくさんのお休みさてれた期間も、何度も何度も作品を読み返してずっと待ってました(笑) さくさんのペースでこれからも頑張ってください！ (2018年3月17日 6時) (レス) id: 2bd1670f20 (このIDを非表示/違反報告)
めろ(プロフ) - はじめまして、実はずっと前から作品読んでまして、、この作品どんなになるのかなってドキドキしてます(^o^)更新楽しみにしてます！ (2018年3月8日 22時) (レス) id: acc3eee29c (このIDを非表示/違反報告)
さく(プロフ) - ちゃんこさん» ちゃんこさん、はじめまして(^^) その言葉が一番嬉しいです！！ これからも楽しんでもらえるように精一杯頑張ります。受験のこともありがとうございます！ (2018年2月17日 7時) (レス) id: 1dbc2e4e2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さく
| 作成日時：2018年2月9日 17時
