story♪11 ページ11
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紫「それでそっちのクラスのもう1人は？」
「ああ、それが私も知らなくて。
この前、転校してきたらしいんだけど･･･」
未だに空席の隣。
また、サボって保健室にいるのかな･･･。
合宿の話し合いにも参加しないなんて、
人と関わるのとか、あまり好きじゃない人なのかな？
そんなことを思いながら、
３人ともなんとなく視線を、空席に向けていた時だった。
ドタドタドタ、と走る足音が廊下から聞こえて
つづけて、
ここっすか？合宿の集まりって？！
って、男の子の慌てた大きな声。
そのまま、教室に入ってきたその人を見て、
目を疑わずにはいられなかった。
「永瀬〜遅刻だぞ〜」
「悪い！許して？委員長っ」
「はあ、不良め･･･」
「なっ、不良ちゃうし？」
「とりあえず座れ。
おまえの班、あそこ･･･」
ごめんごめん、なんて絶対思ってないでしょなトーンで軽く謝り倒して
ずんずんと近づいてきたその彼は、
私がこの班になってしまった、ある意味元凶ともいえる･･････
傘を貸してあげた、あの男の子だった。
ただ、違うのは、着てる制服がうちの制服になってるってこと。
「ここ？俺の席？」
紫「きみが噂の転校生くん？」
「噂の？まあ、いーや。
たぶんそうっす。
永瀬廉ていいます。よろしく」
人懐っこい笑顔を浮かべた彼は、
順番にメンバーを見渡して、
最後の1人、私を見た瞬間固まった。
「あ！！！」
「ど、どーも･･･」
2人、知り合いなのー？てリナちゃんの質問に、まあ、知り合いというか･･･と言葉を濁す。
うそでしょ、こんなことって。
「嘘やろ？！
こんなことってあるんや。
覚えてくれてる？俺のこと！」
「は、はい･･･」
あまりの勢いに怖気付いて小さく頷いていると
そんな様子、気にもしないように男の子は･･･、永瀬、くんは嬉しそうに笑って、
「また会えたな」
って、あの時と同じ笑顔で私に微笑みかけた。
後から思えば、これはただの偶然じゃなかったんだと思う。
きっと、春の不思議な妖精が連れてきた、奇跡。
彼との２度目の出会いは、そんな衝撃的なものだった。
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さく(プロフ) - LuLuさん» LuLuさん、嬉しい言葉の数々ありがとうございます！！ お話を読み返していただけるなんて嬉しすぎます(TT) 最近亀更新続いちゃってますがぜひ更新した時は遊びに来てください♪ (2018年3月18日 0時) (
レス) id: 1dbc2e4e2d (このIDを非表示/違反報告)
さく(プロフ) - めろさん» めろさん、初めまして(^^) ずっと前からなんてありがとうございます！嬉しいです！ この作品も愛してもらえるよう更新頑張りますのでよろしくお願いします♪ (2018年3月18日 0時) (レス) id: 1dbc2e4e2d (このIDを非表示/違反報告)
LuLu(プロフ) - さくさん！！わたしさくさんの作品がほんとにほんとに大好きです！！純粋にキュンとキュンします(＞＜) さくさんのお休みさてれた期間も、何度も何度も作品を読み返してずっと待ってました(笑) さくさんのペースでこれからも頑張ってください！ (2018年3月17日 6時) (レス) id: 2bd1670f20 (このIDを非表示/違反報告)
めろ(プロフ) - はじめまして、実はずっと前から作品読んでまして、、この作品どんなになるのかなってドキドキしてます(^o^)更新楽しみにしてます！ (2018年3月8日 22時) (レス) id: acc3eee29c (このIDを非表示/違反報告)
さく(プロフ) - ちゃんこさん» ちゃんこさん、はじめまして(^^) その言葉が一番嬉しいです！！ これからも楽しんでもらえるように精一杯頑張ります。受験のこともありがとうございます！ (2018年2月17日 7時) (レス) id: 1dbc2e4e2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さく
| 作成日時：2018年2月9日 17時
