検索窓
今日:4 hit、昨日:12 hit、合計:451,084 hit

story♪147 ページ11











「れ、ん・・・?」



廉「どうしたらAの不安を無くしてあげられるんやろう、って考えたら、

こんなのしか思いつかへんかった」








こんなのって。



私は、廉に抱きしめられるのが、一番安心するって



やっぱり廉は何でも私のことお見通しなんだね。






やっと、廉を見ることが出来た。



やっぱり困ったような笑顔は変わってない。









廉「俺はどこにも行かへんよ?

おまえをずっと見守ってる」







やっと安心できたのに。



廉は、Aが俺の隣にいなくても。



そう付け加えるから、やっぱりいつもの廉と違う、と感じた。









廉「ふふ、分かってるから。ぜんぶ」









また不安な顔を私がしていたのか、次は俯かせないというように。


私の頬を優しく撫でる。









「わかってるって・・・?」



廉「Aが心から、俺を好きって思ってくれてるのも。

俺に好きって言ってくれたのが本気のAの気持ちだってことも」



「じゃあ、なんで・・・?」








てっきり、思ってた。



私は紫耀が本当は好きなんじゃないかって廉は疑ってて、


だから私に愛想つかしたんじゃないかって。





廉を好きだって気持ちは本物だ。



それを分かってる、ってそう言ってくれたのに。



廉はなんでこんなこと・・・言うの?









廉「Aは純粋すぎて計算とか出来ないやつってのもわかってるから。

俺を好きって言ってくれたのは本当やと思うねん」



「うん、本当だもん・・・」



廉「でも、俺と同じ種類の好き?

Aの俺へのはどんな好きなんかなって」



「どんな種類って?難しいよ・・・」



廉「ふふ、ごめん。

人の好きって気持ちは、沢山あると思うんよ。

Aが俺にくれた好きも嘘じゃない、本物や。

でも、それは俺だけにしか感じない好き?」







廉の優しく諭すような言葉に、


私は何も言えなくなってしまった。









story♪148→←story♪146



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (565 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2278人がお気に入り
設定タグ:平野紫耀 , 永瀬廉 , ジャニーズJr   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ゆっぴー - 次は廉くんメインでお願いします。 (2021年12月31日 15時) (レス) @page40 id: 233a7fa478 (このIDを非表示/違反報告)
まみ(プロフ) - 久々にドラマ化して欲しいって思ってしまいました。 (2019年1月11日 10時) (レス) id: 419462b8b5 (このIDを非表示/違反報告)
岩瀬紫耀(プロフ) - お疲れ様です すごくいい作品でキュンキュンしました れんくんが主人公を思う気持ちや、紫耀くんが自分の気持ちを押し殺して芸能界で生きてる姿に泣けてきました 紫耀くんと結婚してからの話もまたみたいなって思いました 続き編書いてほしいです 頑張ってください (2018年6月8日 17時) (レス) id: bb863aa5bb (このIDを非表示/違反報告)
ポムポム - すっごく素敵なお話でした…!凄くキュンキュンしたし、泣けたし… それで、どうしても気になるんですけど、しょうんれんと主人公で作った曲の歌詞はどんなのかなと思ってですね。もし!よければ教えて頂けませんか?よろしくお願いします…!! (2017年7月4日 18時) (レス) id: 3cb70c5cf8 (このIDを非表示/違反報告)
さばお(プロフ) - 初めてコメントさせていただきました。今まで占ツクを読んでいて初めて泣きました。廉くんの主人公を想う優しい気持ちに涙が止まりませんでした。そして紫耀くん自分の気持ちを隠し芸能界で生きる姿に感動しました。紫耀くんが時々だす切ない表情を思い出しました。 (2017年5月20日 20時) (レス) id: 41257c0302 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:さく | 作成日時:2017年4月23日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。