＊虹色レイン~Sho.Ren~

story♪09 ページ9

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〜Aside〜




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｢紫耀〜？

あれ、いないのー？｣






いつも通り温室を訪れれば、


いつも返ってくるはずの、あのハスキーな声が聞こえない。








｢紫耀？

･･･あ、こんなところにいた。｣








温室の中のベンチで横になって寝ている紫耀。




そのさらさらの髪の毛にそっと触れてみる。








｢ふふ｣








紫耀を見てこんな幸せな気持ちになるのはなんでだろう。




答えは出るようで･･･出ないような気もする。






でも私が紫耀に惹かれてるのは間違いない。




私を･･･、地獄から、救ってくれた人だから。







･･･








紫｢そういえば、名前なんていうん？｣



｢いまさら？笑

中島A。｣



紫｢Aか。いい名前。

俺は平野紫耀。｣



｢うん、知ってる笑｣



紫｢平野くん、やなくて、紫耀って呼び。

そっちの方が呼びやすいやろ？｣








紫耀って呼んだら嬉しそうに笑ってくれた。


それが私も嬉しくて。






こんな気持ち･･･生まれて初めて。









紫耀といると、心があったかくなって




ふわふわした気持ちになる。









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