＊虹色レイン~Sho.Ren~

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今日もまた3人で温室に集まっていた。





ふたりは忙しいはずなのに

こうやって頻繁に温室に来てくれるのが嬉しい。









紫｢そういえば廉はもう荷造りすんだの？｣



廉｢俺、今日やる･･･だるいわ〜･･･｣



｢荷造り？どこか行くの？｣








思わず反応した私にも


優しく答えてくれる。









廉｢俺ら、ハワイ行くねん。仕事で。｣



｢うそ！いいなー。｣



廉｢めっちゃ楽しみ。海で思いっきり泳いだる！｣



紫｢遊びちゃうねんで？まぁ、俺も満喫する気満々やけど(笑)｣



｢いいなあ。私だけ仲間はずれかー･･･｣









はっとした。



何言ってんだ、私。






紫耀と廉はジャニーズで


私は一般人。





何もかもが違うに決まってるのに


一緒にいれてる今が夢のようなことなのに


最近一緒にいすぎたせいで、勝手に仲間みたいな感覚になってしまってた。






でもそんなことを考えて焦ってるのは私だけだった。








廉｢紫耀〜、Aも連れてく？｣



紫｢無理に決まってるやろ｣



廉｢やんな〜A連れてったら絶対面白いのに｣



｢･････海に落とすつもり？｣



廉｢わ、バレた！｣



紫｢廉、考えてることわかりやすすぎ(笑)｣









こうやって、当たり前に話の中に入れてもらえることが、すごく幸せだった。




私がいたら面白いって


少しでもそんなこと、思ってくれてるんだな･･･。





サラッと言われたそれに私も反応しなかったけど


心の中は幸せでいっぱいに溢れていく。









紫｢Aは今回はお留守番やけど、お土産楽しみにしてて？｣



｢うん！！｣



廉｢海外なんてWi-Fi飛ばしたら一瞬やって。

毎日、テレビ電話したるから。｣




｢･･･イタ電はやめてください｣








は〜？と私のほっぺをまぁまぁ思いっきりつねってくる廉が愛おしい。



私のことを気遣ってくれて優しい言葉をくれる紫耀が愛おしい。








私にはこの2人が



きっと、とっても大切で必要な人。






なによりも･･･失いたくない人。









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