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story♪23 ページ23











紫「Aさっきさ」



「うん、なに?」



紫「音楽を生み出したいって言ってたけど」








紫耀がギターを弾きながら喋り出すから

私もなんとなく相槌を打っていたけど


その紫耀の言葉にピアノを弾く手が止まった。






ちゃんと聞いてたんだ・・・。








紫「俺は良いと思うな」



「あ、あれはね?流れで言っちゃったっていうか。

私に作曲の才能なんてないし・・・」



紫「そんなん、わからんやろ?

俺はAがつくった曲、聴きたいけど?」








ニコニコしてる紫耀に何も言えなくなる。



本当は、そっちの方面に興味がなくなったわけじゃない。



ただ・・・誰かに、背中を押してほしかったのかもしれないって



初めて自分自身、気がついた。








「音大に・・・行ってみようかな?」



紫「うん。いいんじゃない?」



「そう、かな?」









不安な声を出す私に

紫耀は大丈夫とでもいうように、笑う。








紫「あ。良いこと思いついた。」



「ん?」



紫「俺がデビューしたらさ、Aが曲つくってよ。

俺、Aの歌、歌うから。」









途方もない、未来の話。


なのに紫耀は当たり前みたいに笑ってる。




いつも、


同じ笑顔で。





だから、いつも私の先を歩いてる紫耀に

私はちゃんとついていけてるのかな、って


時々、不安にもなるの。









「私、そんな」



紫「俺だってデビューできるかなんて、わからへん。

未来は誰にもわからへんし、決められない。」








確かに、何も描いてない真っ白なキャンパスに


想像して色をつけていくことくらい、

自分たちの自由なのかもしれない。




それがたとえ、遠くて難しくても。









紫「それにさ、誰かとの約束があると、俺頑張れる気がする。」



「私と?」



紫「うん、Aと。」









紫耀の言葉はどれも本物だったって



紫耀の凄さがわかるようになるなんて、



この時、小指を絡ませて笑いあった純粋な私たちには






想像も、つかなかったよね、紫耀。









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設定タグ:平野紫耀 , 永瀬廉 , ジャニーズJr   
作品ジャンル:恋愛
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. - ページ35、「関節キス」→間接キスだと思います。 (2021年3月18日 21時) (レス) id: 8938ef0b4a (このIDを非表示/違反報告)
さく(プロフ) - 星影夢さん» コメントありがとうございます! びっくりしてもらえて良かったです笑 サプライズ成功です(´∀`*)フフ ぜひ移行先にも見に来てください♪ (2017年2月1日 19時) (レス) id: 0c481e0e8c (このIDを非表示/違反報告)
星影夢(プロフ) - 完結おめでとうございます!最初はここで完結になってて、うぇ?え、まじで?嘘でしょー!?(涙)と、思わず部屋で叫んでしまいました。(笑)第2章、必ず見ます!!!!これからも頑張って下さい!!!! (2017年2月1日 8時) (レス) id: 6e2ce62af5 (このIDを非表示/違反報告)
さく(プロフ) - 雪女さん» コメントありがとうございます♪ ドキドキしてもらえて良かったです!!(^^) 2章も楽しみにしててください(∩´∀`∩) (2017年1月31日 19時) (レス) id: 0c481e0e8c (このIDを非表示/違反報告)
さく(プロフ) - レイナさん» コメントありがとうございます! 続きも楽しんでもらえるよう頑張ります(*´`) ぜひ見に来てください♪♪ (2017年1月31日 19時) (レス) id: 0c481e0e8c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さく | 作成日時:2017年1月2日 17時

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