検索窓
今日:47 hit、昨日:11 hit、合計:517,101 hit

story♪26 ページ41











どうしても紫耀が諦めきれない。


忘れろと警告するのに


じゃないとその前に自分がボロボロになってしまう






なのに、紫耀の笑顔は消えるどころか


よりいっそう色鮮やかに残っている。









「紫耀・・・」








気づけば毎日のように、紫耀と出会った場所にいる。




ただ逢いたくて


ただ紫耀の面影を探してる。







こんな私を紫耀は笑う?









ツーっと何度目かわからない、

涙が頬を伝って


それと同時に思わずその場にしゃがみこむ。









「もう違うの、拾ってもた?」









ハスキーボイス。


優しい、大好きな声。







まさかと思って振り向くと








困ったように微笑む、紫耀がいた。









「・・・拾うわけないじゃん。」








私にも意地ってものがある。




本当は紫耀に抱きついて、本物か確かめたいくせに


本当・・・・・・可愛くない。









紫「A、ちょっと痩せた?」









誰のせいだと思ってんのよ。




でも、スッと伸びてきた手を拒むほど


私は強くなんてなかった。







ずっと触れたかった紫耀の手のひらが


私の頬をいったりきたり、優しく撫でる。









ああ、紫耀だ。


これは夢?


なんだっていい。




今、そばに、紫耀がちゃんといるんだから。









「私の家、来てくれる?」



紫「なにその言い方。笑」






紫耀は笑って歩き出す。





どこいくの。私の家、だよね?





紫耀がまたどこかに行ってしまったら・・・



それが怖くて、気づけば思わず紫耀の袖を掴んでいた。








目を丸くした紫耀だけど


ふわりと優しく微笑んで



大きな手のひらで、私の手を包み込む。









それでやっと、


私は安心できた。







紫耀の手のひらって、こんなに温かかったっけ。






久しぶりの紫耀の温もりに、


ずっとこのままでいたい、


なんて、子供みたいなことを思った。









story♪27→←story♪25



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (529 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1367人がお気に入り
設定タグ:平野紫耀 , 永瀬廉 , ジャニーズJr   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

永瀬ねね(プロフ) - 紫耀くんのお話大好きです! ああいう感じのお話が、好きでこのお話呼んでまた感動しました!! これからも面白い話期待してます!! (2017年1月26日 0時) (レス) id: 47fa9a8183 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶オレ - 初コメです!!どっちもやばかったんですけど、特に平野が!!ほんまに、感動して泣きました、、!めっちゃよかったです!新作楽しみにしてます♪ (2017年1月11日 22時) (レス) id: 4f02bca497 (このIDを非表示/違反報告)
蒼緒 - 感動しました…。これからも、頑張ってください!新作、楽しみにしてます! (2017年1月10日 0時) (レス) id: 88f00b7633 (このIDを非表示/違反報告)
美夢蘭(プロフ) - とっても面白かったです!毎回更新楽しみで占ツク開けるときはいつもこの小説がないか確認してました!!新作も読まさせて頂きます!! (2017年1月8日 23時) (レス) id: 6f60b093ac (このIDを非表示/違反報告)
さく(プロフ) - 平野まいめろさん» 良かったです!!(^^) 平野まいめろさんのコメントを見て思いついたのでこちらこそありがとうございました\(^o^)/ (2017年1月1日 17時) (レス) id: 0c481e0e8c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:さく | 作成日時:2016年12月9日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。