＊捨て猫、拾いました。~Sho.Ren~

story♪02 ページ3

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幼馴染みで親同士が仲良かった廉は


昔から私の隣にいた。



そして今は、同じ家に住んでいる。






廉の両親がお仕事で海外に行くってことで

うちで預かることになって


まあうちも両親が共働きで家にいないから

あんまり家に帰ってこないお兄ちゃんと私と廉の三人暮らし。




廉とふたりでお留守番させられるなんてこともしょっちゅうだ。






学校の友達に言ったらいいな〜ずるい〜なんて言われそうなものだけど









廉「A、これ食べて」



「いや、今ダイエット中で･･･」



廉「そんなん知らんわ。

それ以上太ってももう一緒や」



「なっ、うるさっ･･･」








廉は自分が嫌いなあんこを私のパフェの上に乗せてくるし･･･








「あ、それとってたのに！！」



廉「ふっ、もう俺のお腹の中♪」







一番好きないちごは取られるし。




それはまあ、召使いのような扱いなわけで。






なのに。







廉「もうちょっとで修学旅行やな」



「うん！楽しみ！」



廉「同じ班、なるか？」



「･･･うん。」








なぜか廉の隣は居心地良くて


不思議と今まで廉から離れることなんて


考えたこともない。






それに、嬉しそうに隣で

ニコニコ御機嫌に笑ってる廉は




けっこうカッコよくて、その横顔を見るのが


好き、だったりもする。









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