＊捨て猫、拾いました。~Sho.Ren~

story♪last ページ14

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Aside



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「ん･･･廉？」







目を開けて窓を見るともう夕暮れ。



隣には、廉。








廉「よう寝てたな〜おまえ」



「ずっと、ついててくれたの？」



廉「あほ。俺はちゃんと授業出たわ。」








でも部活は休んでくれたんだよね、きっと。



廉の優しさに心があったかくなる。









廉「帰るか」



「うん！」



廉「コンビニ寄る？」



「お菓子いっぱい買って帰ろ！」



廉「うわ、またおまえ太るわ〜」



「太る太るうるさいって！！！」








廉と歩いていると、廊下で少し遠くに長妻くんを見つけた。









「廉、ちょっとここで待ってて！」



廉「は？」









ダッシュで長妻くんのところまで走って




「長妻くん！」




呼びかけたら、あ、Aちゃん！って微笑んでくれた。









怜「体、大丈夫？」



「うん！心配かけてごめん。」



怜「ううん、何も無かったなら良かった」



「あのね、長妻くん」








私、いっぱい考えたよ


長妻くんに言われたこと。




でもね、どう考えても


やっぱり同じ結論にたどり着くの。









「私、やっぱり廉みたい」








長妻くんは、優しい笑顔で続きを聞いててくれる。









「これからどうなるかなんてわからないし

もしかしたら長妻くんが言ったことが正しいのかもしれない。

だけど私、それ以上に廉が好き。廉の馬鹿にしてくる声も、嬉しそうに笑ってる顔も

全部全部、隣で見てたいなって思うんだよ、これからも。」



怜「そっか。

それがAちゃんの答えなんだね」



「うん！」








じゃあまた明日ね、って長妻くんとバイバイして



廉のところに戻ったら



廉「なに話しててん」



って、不機嫌な顔の廉。






「ん？内緒！」



廉「はっ？教えろや！！

今長妻と何話しててん！」



「だから言わないってば〜」









ねえ、廉。



私たちこれからも



こうやって馬鹿言い合って




ずっと一緒にいようね！









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『世界で一番近いキョリの彼』




END








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