7調理組 ページ8
月島side
「蛍が料理できるなんて知らなかった。」
俺が剥いた玉ねぎを細かく器用にみじん切りするAさん。
月「基本なんでもできちゃうんですよ、僕。」
「なんかむかつくー。」
勝った他の人たちはWiiをして遊んでる。
だから、キッチンには僕とAさんだけ。
あの時パーを出して大正解だった。
先輩たちの視線が痛かったけど。
カタンっと突然包丁を置くAさん。
月「どうしたんで............。」
手でも切ったのだろうかと思ったけど、手に傷はない。
僕の声に顔をあげたAさんに、心臓が大きく脈打つ。
「やっぱり、目にしみるねー。」
潤んだ目で僕を見上げながらふわっと笑う。
なにそれ、反則でしょ。
自然とAさんに手が伸びる。
菅「ただいまー！」
「あ、帰ってきた！おかえりー！」
ぱぁっと顔を明るくさせて玄関に行ってしまった。
なぜか、ちくちくと胸が痛む。
僕、まさか抱きしめようとしてた？
Aさんに伸ばしかけていた手を見つめた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 695人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
びじゅ - このお話に出会えて良かったです (2019年7月24日 18時) (
レス) id: 29491d0de8 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 奏 - とても素敵な物語でした。ありがとうございました (2018年11月21日 17時) (レス) id: 4558ce44e2 (このIDを非表示/違反報告)
いちごって美味しいよね - 最高でしたぁぁぁ！！！ (2018年9月13日 0時) (レス) id: 9e74247a01 (このIDを非表示/違反報告)
ミーシャ アルグ - 面白かったです！最高(・∀・)ｲｲ!! (2017年1月1日 11時) (レス) id: a8d11639cf (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃ - すごい感動しました…！その才能、分けてほしいです！！ (2016年10月19日 2時) (レス) id: f6717c82fd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：らるこ
| 作成日時：2014年10月15日 23時
