あなたじゃないと。3 (ページ6)

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5ジャンケンページ6

花「もう放課後だなー。」

「そうだねぇ。」

花「今日部活ないよなー。」

「ないねぇ。」

花「じゃあ一緒に遊びに！」

「行きません。」

スタスタと正門を目指して歩く私に、いつものようにマッキーからのお誘いが。

後ろに部員たちはすでに誰も関心を示さない。

ちょっと、誰か助けてよ。

花「烏野の3年セッターとの付き合いは熱々ですが、俺との付き合いは冷めてく一方ですよ。」

菅「誰か俺のこと呼んだ？」

正門には目が笑ってない孝支と、

バレー部のみんな。

松「おいおいなんだこれ。勢揃いじゃねぇか。」

これからどこかの高校と一戦交えるみたいな顔つきしてるよ。

特に龍と夕。

菅「お姫様、お迎えに上がりました。」

岩「誰がお前らのお姫様だ。」

花「まさか、今日はこいつらと遊ぶのか？！」

バチバチと火花を散らす彼らを見て、思わずため息が出る。

遊ぶってわけじゃないし、

だからといって、家に呼んでみんなでご飯食べるとか言ったら着いてきそう。

「秘密。」

人差し指を唇にあてにやっと笑ってみせる。

固まるみんなを置いて青城をあとにした。

「さて、ここでチーム分けをします。」

青城からしばらく歩いてきたとこは分かれ道。

左は私の家へ。

右はスーパーへ行く道。

「まずジャンケンして負けた5人をお手伝いさんとします。

それで、4人は買い出し。

1人は私と一緒に料理してもらいます。」

菅「俺、料理手伝うよ？」

田「いや、ここは平等に！平等にジャンケンしましょう！」

西「そうですよ！みんなでジャンケンしましょう！」

なぜか目をギラつかせる龍と夕。

お腹がすいた犬のよう。

「じゃあいくよー！

じゃーんけーんぽんっ！」