27鳴り響くサイレン ページ28
リビングに降りると、いい匂いがした。
母「おはよう、調子はどう?」
「おはよう、もう大丈夫だよ。」
机に並べられた朝食を食べながら答える。
父「そうだ、今日はお客様がお見えになるからな。」
「お客様?」
誰だろう。
二宮が落ちてる今、お客様なんて珍しい。
父「粗相のないようにな。」
「わかってる。」
適当に返事をして、残りの朝食を食べた。
それからしばらくして、客間に集められた。
お客様がお見えになったのか、使用人たちが慌ただしく動いている。
父「いいな、取り乱したりするんじゃないぞ。」
お父さんの鋭い目に少し怖くなる。
取り乱す?
なぜか心臓がバクバクと動き出す。
まるで危険を知らせるサイレンのよう。
ガチャっとドアが開く。
「………………なんで。」
部屋に入ってきた彼は私を見つめて怪しく笑う。
「………………………蛍。」
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びじゅ - このお話に出会えて良かったです (2019年7月24日 18時) (レス) id: 29491d0de8 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 奏 - とても素敵な物語でした。ありがとうございました (2018年11月21日 17時) (レス) id: 4558ce44e2 (このIDを非表示/違反報告)
いちごって美味しいよね - 最高でしたぁぁぁ!!! (2018年9月13日 0時) (レス) id: 9e74247a01 (このIDを非表示/違反報告)
ミーシャ アルグ - 面白かったです!最高(・∀・)イイ!! (2017年1月1日 11時) (レス) id: a8d11639cf (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃ - すごい感動しました…!その才能、分けてほしいです!! (2016年10月19日 2時) (レス) id: f6717c82fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らるこ | 作成日時:2014年10月15日 23時