11照れ屋さん ページ12
「いたたっ............。」
ズキズキと痛む腰をさする。
みんなが帰ったあと、"続き"をされた。
深く甘い愛に溺れた代償に、腰痛になった。
日「Aさん、腰痛いんですか?」
なにを大きな声で言っているの。
でも翔陽は純粋に心配してくれているのだろう。
視界の隅でにやっと笑う孝支がいた。
「さっきドリンクのカゴ持ったら重くてさ。」
とっさの嘘。
でも翔陽は持ちますよ!と慌てて私のとこへ駆け寄ってきてくれた。
「ありがとう。でも、だい」
月「重たいもの持って腰痛めるとか、歳ですか。」
嘲笑いながら見下してくる蛍。
翔陽とは大違い。
でも、ヒョイっとカゴを持ってくれた。
月「こーゆーのは、男に頼めばいいんですよ。」
「蛍ってさりげなく優しいよね。 」
月「どうでしょうね。」
スタスタと先に行く彼の耳はやはり真っ赤。
「あと、照れ屋だよね。」
月「はぁ?!」
振り返った彼の顔は耳同様真っ赤。
思わず笑ってしまった。
生意気だけど、可愛いやつ。
「ほら今も。」
月「照れてなんかいな」
菅「Aー、ドリンクー!」
蛍の声にかぶせるように孝支が声を出した。
なんか............不機嫌?
ニコニコとしているけれど、なんていうかぞわっとする感覚。
私たちの間に妙な空気が流れ、沈黙が訪れる。
それを破ったのは蛍だった。
月「Aさんに1つ、質問です。」
695人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
びじゅ - このお話に出会えて良かったです (2019年7月24日 18時) (レス) id: 29491d0de8 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 奏 - とても素敵な物語でした。ありがとうございました (2018年11月21日 17時) (レス) id: 4558ce44e2 (このIDを非表示/違反報告)
いちごって美味しいよね - 最高でしたぁぁぁ!!! (2018年9月13日 0時) (レス) id: 9e74247a01 (このIDを非表示/違反報告)
ミーシャ アルグ - 面白かったです!最高(・∀・)イイ!! (2017年1月1日 11時) (レス) id: a8d11639cf (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃ - すごい感動しました…!その才能、分けてほしいです!! (2016年10月19日 2時) (レス) id: f6717c82fd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:らるこ | 作成日時:2014年10月15日 23時