隣にいたのは君でした。２【澤村大地】

045室:報告 ページ10

〈マネージャーになりました！〉









ディスプレイに並べられた言葉に、


思わず頬がゆるむ。












いつかに交換した連絡先。












まさか一番初めに来た連絡が、



退院の報告だなんて思ってなくて嬉しかったけど、









二番目の連絡も嬉しい報告。















彼女からの連絡はいいことばかりだ。













花「なにニヤついてんの？」



松「まさか、前言ってた“会いたい子”？」














なんで覚えてるの。














まっつん、暗記系の科目苦手なくせにこういうことは覚えてるよね。











あの時貸した100円返せってよく言ってくるもんね。
















首を縦に振ると、



ふーん、と興味無さそうに着替え始める。













へんに冷やかされるのも嫌だけど、



興味を持たれないことも辛い。














岩「どーでもいいけど、浮かれて怪我とかすんなよ。前みたいに。」




及「わかってるよ。今回こそは最初から出るし！及川さんがいれば、烏野になんて負けないよ！」





花「別にいなくてもいいけどなー。」




松「なー。」




及「ちょっと、そろそろ泣くよ。」












冷たい二人をジロリと睨みながら、



Aちゃんに返事を打つ。
















Aちゃんの顔が浮かんできて、




無性に会いたくなった。



























《本当?!じゃあいつか会えるかもね！》

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