隣にいたのは君でした。２【澤村大地】

051室:保護者 ページ16

及「マッキーのばか…………。」


花「Aちゃん喜んでるし、許してっ。」








練習試合の翌日の今日、


烏野も青城も部活が休みで、






マッキーの言葉通り、


みんなで遊びにショッピングモールへ。










Aちゃんはショッピングをしたかったらしく、



目をキラキラさせながらお店を回っていた。










本当は二人で来たかったけど、



Aちゃんが喜んでるならいっか。










なんて思ってたけど、



もう我慢ならん。









「大地、どっちがいいと思う？」


澤「んー、そっちかな。」









「あれなに?!」


澤「こら、勝手に行動しない！」











薄々わかってはいたけど、



Aちゃんのそばから主将くんが離れてくれない。











ていうか、



本当に保護者じゃん。














なんとかしてAちゃんの隣を奪還しようと、


じっと二人を見ていると








トドメを刺すような光景が。












澤「そんな見つめなくても、やるから安心しろって。ほら。」



「！えへへ、ありがと大地。」








及「ちょっと待って！」








慌ててストップをかけるが、


お構いなしに、


俺を見ながらモグモグ、モグモグ。









食べているのは、主将くんのクレープ。










及「なにナチュラルに間接キスしてるの!!!!」



澤「そういえば気にしたことなかったな。」



「いつももらってるしね。」









いつも？！







負けじと、



俺のも食べていいよ！と差し出すが、



もうお腹いっぱいと、やんわり断られた。












及川さん泣きそうだよ。






キッとマッキーを睨むと、



ニヤッと笑って、安心しろと肩を叩く。















花「俺、行きたいとこあるんだけどいい？。」

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