関係者恋愛

世話焼き ページ37

朝。いつもの時間に起きていつものようにシャワーを浴びる。

そのあとはキッチンに立って朝ごはんを作るのがルーティーン。
唯一違うことがあるとすれば…









亜嵐「めっちゃ寝たわー。」

A「おはよう亜嵐。笑」

亜嵐「おっはー(^^)やったAの朝飯食える！」

A「味は保証しない」

亜嵐「大丈夫。俺が保証するから！」

A「意味わかんない笑」

亜嵐「いいんだよ。笑」









亜嵐は朝から爽やかだな〜なん考える…ってあれ？









A「佐野さんは？」

亜嵐「玲於？起こしてきてよ」

A「えっ！？」

亜嵐「あれ？玲於が朝弱いの知ってるよね？俺シャワー借りるわ〜」









なんて言いながら去ってった亜嵐。
仕方ないから起こすしかないよね…









寝室に行くと横向きに寝てる佐野さんの背中が見えて
あれ。意外と男らしい…なんて思ってみたり。笑









A「佐野さん…？」









声かけるだけじゃ起きないよね…。
ごめんなさい、触ります









A「佐野さん…朝です。起きて下さい」

玲於「………」

A「佐野さん？朝ですよー」

玲於「………」

A「全然駄目だ…」









起きる気配が一切ない佐野さん
顔を覗き込んでみると…









A「うわ…めっちゃ綺麗」









女の子みたいな寝顔をしてスヤスヤ寝てる佐野さん
あ、こんな所にホクロあるんだ…って左目の二重幅にあるホクロを見てたら









玲於「ふっ笑」

A「わぁっ！」









いきなり腕を引っ張られそのまま佐野さんにまたがる感じに









玲於「Aって意外と大胆？笑」

A「さ、佐野さん！は、は、離して下さい！」

玲於「人の寝込み襲おうとしたでしょ」

A「しっしてません！」

玲於「寝てんのに顔覗き込んできた人なんて彼女以外で初めてだよ」

A「っっっ！」

玲於「ははっ笑」









反応を楽しんでる玲於に取り敢えず体制をどうにかしたいA









A「手…離して下さい。朝ご飯出来てるんで…」

玲於「まじっ！？！？」

A「は、はい…」

玲於「起きる。まじ嬉しい」









そう言って手を離してくれた後









玲於「A」

A「はい…？」

玲於「おはよ(^^)」

A「……っ！お、おはようございます」









なんか駄目だ。
佐野さんのペースに持ってかれる…
変に意識するんだけど…

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