関係者恋愛

素直 ページ34

玲於「その恐怖対象と同じ職場……」

亜嵐「…………うん」

玲於「それであんなに…」

亜嵐「酷かった……？」

玲於「倒れる前はずっと震えてた。過呼吸になってからは泣いてて…辛そうだった」

亜嵐「そっか………」

玲於「ごめん亜嵐くん」

亜嵐「え………？」

玲於「悔しいけど、臣さんの方が俺よりAのこと知ってて…」

亜嵐「玲於…」

玲於「俺、何も出来なかった。臣さんが居てくれなかったらどうなってたか…」

亜嵐「玲於…………有難う」

玲於「え？」

亜嵐「玲於が部屋から連れ出してくれたんでしょ？Aは凄え助かったと思うよ。」

玲於「でも…」

亜嵐「Aの味方してくれてマジで嬉しい。話聞きたいっていってくれたのも」

玲於「……………うん」

亜嵐「臣さんに負けないよう頑張って」

玲於「え！？」

亜嵐「え、違うの？」

玲於「いや別に俺はそんなんじゃ…」

亜嵐「ふーーーん。協力してあげようと思ってたけどなー」

玲於「…………」

亜嵐「そんなんじゃないんだもんなー」

玲於「……………(ｰｰ;)」

亜嵐「笑笑笑笑笑」

玲於「……………協力して」

亜嵐「そうこなくっちゃ笑」









玲於「俺、水とか買ってくる。起きた時に喉乾いてるだろうし」

亜嵐「有難う」

玲於「他になんかいる？」

亜嵐「大丈夫」

玲於「分かった」









そう言って玲於が部屋を出てから少し経って
Aの顔を見ながら色んなことを考えた。

これからどうすればいいのか…
A、残ってくれるのかな…









A「…………んっ」

亜嵐「Aっ！？」









そんな事考えてたらAが目を覚まして









亜嵐「大丈夫！？どっか痛いとことかない？」

A「……………ぁ…らん」

亜嵐「そう。分かる？」

A「…うん」

亜嵐「良かった…マジで心配した」

A「…ごめんね」

亜嵐「ううん」

A「…佐野さん」

亜嵐「玲於？」

A「うん…一緒に居て…」









Aがそう言った時、ちょうどドアが開いて玲於が戻ってきた









玲於「A！」

A「佐野さん」

玲於「良かった…喉乾いてない？水あるから飲みな」

A「有難うございます…」

亜嵐「臣さんと玲於がここまで運んでくれたんだよ」

A「登坂さんまで…すみません」

玲於「全然大丈夫。取り敢えず俺今めっちゃホッとしてる」

亜嵐「笑笑笑笑」









Aがいると玲於が素直でほんと面白い笑

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