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ﾁｬﾘﾝ＿＿
ｶﾗﾝ＿＿＿
鈴の音が路地裏に響くのと同時に辺りは鈴蘭の花で埋め尽くされた。
樋口さんの撃った銃弾は全て、鈴蘭の花によって塞がれ私達のもとに届くものは何も無かった。
「っ＿＿＿ｸｿｯ。」
予想外過ぎたのか動揺を隠せない樋口さん。
緊張が走る。
次の瞬間だった＿＿＿
「お初にお目にかかる。僕は芥川。
そこな小娘と同じく卑しきポートマフィアの狗＿＿」
ゴホゴホと咳をしながら現れたのは
私の知っている芥川龍之介だった。
やだ。かっこいい！
「芥川先輩ご自愛を＿＿此処は私ひとりでも」
芥川ことやつがれ君の元へ駆け寄る樋口さん。
ピシッ
やつがれ君が樋口さんの頬を叩いた音。
次に聞こえたのは
ピシッ＿＿＿＿
私がやつがれ君の頬を叩いた音。
「あ、芥川先輩！」
樋口さんが私に銃を向け撃とうとしたが
それはやつがれ君の腕によって免れた。
『女の子に何してるんですか！？
やつがれ君は銀ちゃんにもそんな事してるの？
してるなら私の所に銀ちゃん嫁がせるんだからっ！！』
「ぎ、銀ちゃん？
(はっ真逆芥川先輩の彼女！？)」
明らかに落ち込んでいる樋口さんと
何故知っている。と云わんばかりの顔のやつがれ君。
バチバチに睨み合う私達。
ヤダ。
イケメンに見つめられるだなんて恥ずかしいわ／／／←
「羅生門」
『君影草』
此処で決着をつける！
……そう思ったのだが
ある人物によりそれは叶わなかった。
「はあーいそこまでー」
そんな声と同時に私とやつがれ君の異能力が消えた。
声の主は＿＿＿＿＿
『太宰さん！』
「貴方探偵社の＿＿＿！ 何故ここに」
と樋口さんが問うと
「美人さんの行動が気になっちゃう質でね」
『もしかして盗聴してたんですか＿＿？』
太宰さんはにこり、と微笑みながら「御名答。流石、Aちゃん私と心中しないかい？」と返ってきた。
『ﾊｯ』
「今、鼻で笑った！？ 酷いよAちゃん」
「では最初から＿＿＿私の計画を見抜いて」
悔しそうにする樋口さん。あらやだ可愛い。
「そゆこと」
『あ、因みに私も知ってましたよ。
因みにやつがれ君＿＿ﾝﾝ″ 芥川くん達マフィアが敦くんを狙っているのは闇市で70億の懸賞金が懸かっているから。ですよね』
漫画で読んだ情報を自慢気に話した
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★ayaka★(プロフ) - 面白かったです。続き待ってます (2019年11月2日 11時) (
レス) id: 65fd904e63 (このIDを非表示/違反報告)
自宅警備中(プロフ) - はい！是非是非！ありがとうございます！ (2019年10月31日 18時) (レス) id: 0badc6b9f6 (このIDを非表示/違反報告)
きなっちょ@サブ垢(プロフ) - はじめまして！あの、夢主ちゃんのイメ画描きたいんですけどTwitterフォローしても宜しいでしょうか？ (2019年10月31日 18時) (レス) id: c06a2bddf9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤井林檎 | 作成日時：2019年10月26日 18時
