小さい海兵物語2 (ページ1)

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沖田の場合ページ1

近「トシ…お前」

沖「頭イカれてまさぁ。そんなん盗んで何がいいんですかねい」

おぉ…これは…

バカだなぁ、土方さん。

土「うるせぇっ！！何も見てねぇって言ってんだろ！？じゃぁ何もなかったんだ！！」

「まだまだ続きあるよー」

土「はぁ！？」

ペラッと捲れば今度は別のことが書いてある。

なになに？

『○月✕日曇り。昨日の晴天が嘘かのように今日はどんよりだZ。そういえば今日は副長が厠に閉じこもってたな。やっぱり昨日のマヨネーズ、傷んでたのかもしれないZ』

銀「腹壊してんじゃねーか」

新「常温で放置するから」

『やっぱり止めればよかったか？少し後悔だZ。そして沖田くんの部屋の前通りかかったら怪しい音が聞こえてきてた。それにこの臭い、多分火薬だZ』

ク「今度は火薬？何してんだ？」

沖「ソワソワ、ソワソワ」

『新しい武器の開発か？余念がない姿はさすが一番隊の切込隊長だZ』

マ「あいつが切り込み隊長？」

「私と同い年！でもね、総悟は真選組一の剣の使い手だよ！すっごいの！そんで続きは…」

『あ、完成したみたいだ、なんだかソワソワしながら火薬を持ち運んでるZ。どこ行くのかと思えば、副長の部屋だ。副長は昨日のマヨネーズを大量に摂取したせいで厠から戻ってきてないZ。呼び止めた方がいいのか？』

土「火薬…ておい、まさか…」

『ガラッ。…何も見なかったZ…』

サ「だから何をみたんだよ！？気になるだろ！？」

土「そぉぉおごぉぉお！！やっぱてめぇだろあん時俺のタバコに火薬詰め込んだのは！！」

沖「証拠不十分でさぁ！！終兄さんの日記にも何も見なかったってあるじゃないですかい！！耳までマヨになったんか土方コノヤロー！」

「あーっはっはっはっはっは！！！ひーっ！！！」

総悟バレてるじゃん！！

終兄さんさすが！

もうめちゃくちゃ面白い！！

マ「なんでAがこんなにやかましいのか分かった気がするねい」

イ「たしかに。あの環境で育てばうるさくもなるな。
」

白「グララララ、おもしれぇ連中だな。」