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半年前、それは突然の出会いだった。
「それじゃ傷口、消毒しますね」
「い、たたた…」
私の勤める杯戸中央病院。
とても事件が多いこの街のこの病院はいつも大忙しだ。
その日も看護師として救急外来で働いていた。
「次の方どうぞ」
「はい、お願いします。梓さん、大丈夫ですか？」
「ありがとうございます…いたた…」
その日やってきたのは金髪の男性に付き添われた梓さんという女性だった。
なんでもコーヒーを淹れるのに使うはずだった沸騰したお湯で腕を火傷してしまったらしい。
医師の判断はレベルII度の損傷で、
冷やした後は抗生剤を塗って様子を見ることに。
「先生、ありがとうございました」
「はい、お大事にー」
医師の指示の元、処置を施された梓さんはお礼を言って部屋をあとにした。
それにしても。
金髪の男性…カッコよかったな…
連れてた女性をスマートにエスコートしてたし
なにより優しさがにじみ出ていた。
お二人は恋人同士なのかな…。
あんなカッコよくて優しそうで素敵な人、恋人がいないはずないよね。
ふと、仕事中に何考えてるんだと思い直し、その後は仕事に集中してその日を終えた。
、
それから１ヶ月くらい経ったとき、
政界のドンとも呼ばれる大物政治家が内密に入院することとなった。
緊急でやってきた彼を裏口から搬入し、
奥の部屋で適切な処置を施す。
心臓発作だったようで、一時は危ない状況だったが、なんとか一命は取り留めた。
しかし術後に意識は回復せず、
病院の上の階にある個室部屋に入院してもらうこととなる。
極秘入院のその病棟フロアは
国のSPが常に張っていて、かなりの厳戒態勢だった。
そのためにこの階に入れる医師、看護師も限られ、
あの日、処置を担当した私ももれなくその仲間入りをしてしまったのである。
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NANA(プロフ) - アオさん» アオさんありがとうございます！訂正してきます^ ^ (2018年5月4日 10時) (
レス) id: 33232cc3d6 (このIDを非表示/違反報告)
NANA(プロフ) - 薔薇さん» 薔薇さん初めまして。楽しんでもらえて嬉しいです^ ^続きもよろしくお願いします^ ^ (2018年5月4日 10時) (レス) id: 33232cc3d6 (このIDを非表示/違反報告)
NANA(プロフ) - ちりさん» ちりさん初めまして。キュンキュンしてもらえて嬉しいです。更新頑張ります^ ^ (2018年5月4日 10時) (レス) id: 33232cc3d6 (このIDを非表示/違反報告)
アオ - 安室さんに仕事は休みをとったのは、夜のうちに言っていましたよ？ (2018年5月4日 9時) (レス) id: 95a693fe0b (このIDを非表示/違反報告)
薔薇 - とても素敵なお話で、更新を楽しみにしていました。執行人編、とても楽しみにしております。 (2018年5月4日 0時) (レス) id: cb8b72a93d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：NANA
| 作成日時：2018年4月28日 16時
