検索窓
今日:79 hit、昨日:102 hit、合計:1,148,551 hit

*4 ページ4

今日で透さんが探偵のお仕事に出て4日目。




空は暗闇が訪れ始じめ、

私は重い足取りで自宅アパートへと向かっていた。


ああ、疲れた…


依然連絡はなく、私も看護師の仕事を忙しくこなす日々を過ごしていた。



「Aお姉さん!こんばんは!いま帰り?」

「あ。こんばんは。コナンくんも?」

「うん!元太たちと公園でサッカーしてたんだ!」

「遅くまで元気だね〜」





声をかけてきたのは透さんが助手として働く

毛利探偵事務所に居候している小学一年生のコナンくん。

ほかの子供たちと一緒に少年探偵団というのを結成していると聞いたことがある。


出会いは元太くんが路上で転んだところに遭遇し、

看護師の手前、元太くんを手当てしたのが彼らとの付き合いの始まりである。



通勤時ポアロ前を通る私と顔を見合わせるたびに

コナンくんと蘭ちゃんが声をかけてくれるようになったのだ。







「それじゃあね、Aお姉さん!」

「うん!またね」



話しながら歩いているといつのまにかポアロの前までたどり着き、

「さようなら」と手を振るとコナンくんは脇の階段を元気よく駆け上がっていった。



今日は早番だったから少し眠い。

それにとても忙しくてかなり疲れていた。

でもスーパーに買い出しに行かなくちゃ冷蔵庫には何も入ってなかった気がする。

夕飯はコンビニ弁当を買うか…それとも…




「Aさん!」

「あ、梓さん!こんばんは」

「お仕事帰りですか?お疲れさまです」

「ありがとうございます、あの…今から寄ってって良いですか?」



うん、今日はポアロで夕ご飯にしちゃおう。



「もちろん!うちの看板店員さんの彼女さんを無下に出来ませんから」



茶目っ気のある笑顔を向けられて

私の疲れがフッと少し飛んでいった。



店内に入るといつも座るカウンター席に腰掛けた。

当たり前だけど透さんは居ない。



「それじゃナポリタンスパゲティ、お願いします」

「はい、かしこまりました」



後ろのボックス席では女子高生が「今日は安室さんいなかったね」と肩を落としていた。

やっぱり透さんは女性客にとても大人気なんだな…。

すると梓さんがコソッと耳打ちしてきて

「そんな寂しそうな顔しないでください。アイスコーヒー、おまけです」

とウィンクを投げかけてくれた。

*5→←*3



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (383 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1446人がお気に入り
設定タグ:安室透 , 降谷零 , 名探偵コナン   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

NANA(プロフ) - アオさん» アオさんありがとうございます!訂正してきます^ ^ (2018年5月4日 10時) (レス) id: 33232cc3d6 (このIDを非表示/違反報告)
NANA(プロフ) - 薔薇さん» 薔薇さん初めまして。楽しんでもらえて嬉しいです^ ^続きもよろしくお願いします^ ^ (2018年5月4日 10時) (レス) id: 33232cc3d6 (このIDを非表示/違反報告)
NANA(プロフ) - ちりさん» ちりさん初めまして。キュンキュンしてもらえて嬉しいです。更新頑張ります^ ^ (2018年5月4日 10時) (レス) id: 33232cc3d6 (このIDを非表示/違反報告)
アオ - 安室さんに仕事は休みをとったのは、夜のうちに言っていましたよ? (2018年5月4日 9時) (レス) id: 95a693fe0b (このIDを非表示/違反報告)
薔薇 - とても素敵なお話で、更新を楽しみにしていました。執行人編、とても楽しみにしております。 (2018年5月4日 0時) (レス) id: cb8b72a93d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:NANA | 作成日時:2018年4月28日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。