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「くあっ…！」
「もう辞めるんだ、安室くん」
観覧車の上から内部へ転がり落ち、
それでもまだ赤井にくらいつく。
どうしても、コイツだけは、許せない。
その感情だけが降谷を突き動かすのだが、
「赤井さん！そこにいるんでしょう！？力を貸してよ！」
聞き慣れた声にハッとした。
なぜいつも彼はこういう場に現れるのか。
本当に小学一年生なんだろうか。
ーーー二人はコナンの声に耳を傾ける。
「大変なんだ！力を貸して！ヤツらキュラソーの奪還に失敗したら爆弾で観覧車ごと吹き飛ばすつもりだよ！！」
コナンの声に一瞬躊躇したが、
それでも赤井を前に気を収まらなかった。
しかし赤井はフルフル、と首を横に振る。
(ふぅ…)
そう息を一つ吐と、コナンの方へ身を乗り出した。
「本当か！？コナンくん！」
「安室さん！？どうして安室さんがここに！？」
「説明は後だ。いまは爆弾を！いまからFBIとそっちへ行く！」
突然現れた安室に驚きながらも、
それでも彼の協力を得られると分かると
コナンはニヤリと笑った。
コナンに連れられて起爆装置があるという消火栓の元へ急ぐ。
これは…巧妙に仕掛けられている。
赤井が調べた結果、張り巡らされている爆薬はC４…
ブマラスチック爆弾。
同時に爆破でもしたら観覧車の車軸は一気に崩れる。
「どう、安室さん」
「あと少し…よし、大丈夫だ」
まず消火栓に繋げられたトラップを外す。
安易に開けていればすぐに起爆装置が作動して居たかもしれない。
爆弾の解体はアイツから教えられたから問題はないはずだ。
「コイツを使え。俺は観覧車の上に戻り、時間を稼ぐ。なんとしても爆弾を解除してくれ」
そういうと赤井はライフル片手に姿を消す。
「安室さん、これを」
「ああ、ありがとう…あとはこいつの解体にどれだけ時間をもらえるかだな」
工具の入った袋を開き中身を確認する。
するとなにかを閃いたコナンが駆け出して行く。
「どうした、コナンくん！」
「ノックリストを守らないと…！」
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NANA(プロフ) - アオさん» アオさんありがとうございます！訂正してきます^ ^ (2018年5月4日 10時) (
レス) id: 33232cc3d6 (このIDを非表示/違反報告)
NANA(プロフ) - 薔薇さん» 薔薇さん初めまして。楽しんでもらえて嬉しいです^ ^続きもよろしくお願いします^ ^ (2018年5月4日 10時) (レス) id: 33232cc3d6 (このIDを非表示/違反報告)
NANA(プロフ) - ちりさん» ちりさん初めまして。キュンキュンしてもらえて嬉しいです。更新頑張ります^ ^ (2018年5月4日 10時) (レス) id: 33232cc3d6 (このIDを非表示/違反報告)
アオ - 安室さんに仕事は休みをとったのは、夜のうちに言っていましたよ？ (2018年5月4日 9時) (レス) id: 95a693fe0b (このIDを非表示/違反報告)
薔薇 - とても素敵なお話で、更新を楽しみにしていました。執行人編、とても楽しみにしております。 (2018年5月4日 0時) (レス) id: cb8b72a93d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：NANA
| 作成日時：2018年4月28日 16時
