infection ページ11
＿Ren
最近調子よかったんだけどなぁ…
なんか心臓？がむずむずする…気がする
発作とかそういうんじゃないんだよね
だから自分でもよくわかってなくて、どうしたら治まるのかなって
まあそんなこと考えたところで？
この気持ち悪さがどうにかなるわけじゃないけどな
今日は休みだし、ゆっくり過ごそうと決めてリビングに降りた
今日仕事なのは涼太くん、翔太くん、亮平くんの３人
俺以外のみんなで朝から大乱闘してたみたい
盛り上がってる康二くん、ラウ、大介くん
照くんは盛り上がってる３人を見てにこにこしてて
辰哉くんはなんかぼーっとしてる
『…辰哉くん？』
紫「んん？あ、蓮じゃんおぁよ」
『ふふ、おはよう…ずいぶんみんな盛り上がってんね』
紫「みたいだね〜」
辰哉くんって時々すっごいほわほわしてる時があるんだよね
俺にはその基準がどういう風になってるのかはわかんないけど
今日はいつもより、ほわほわしてる気がする
ラウに誘われて、俺もゲームを始めたんだけど
少し時間が経ってから忘れかけていた心臓の違和感が復活してくる
…なんか気持ち悪いんだけど
え、吐きそう……
白「…蓮くん聞いてる？えっ！ちょっ！蓮くん？！」
橙「どしたん？えぇっ！顔色悪ぅ！袋必要やんな？！」
黄「大介くんっ、これ」
『…っ、おぇっ…ﾊｧｯ、、ごめっ…』
桃「大丈夫大丈夫。いいよ気にしないで。大丈夫だぞ〜」
ラウと康二くんびっくりさせちゃって
照くんがバタバタ袋用意してくれて大介くんに背中をさすってくれる
そのまま少しの間吐き続けたけど、だんだん落ち着いてきた
『…もう、平気』
桃「びっくりしたね。てか蓮、熱あるよ？背中熱い」
『ん…ぇえ、うそ…』
大介くんが教えてくれた。心臓のほうじゃなかったみたい
はかってみたら微熱程度だったけど確かにちょっとほっぺが熱い
自覚した途端、なんだかしんどくなっちゃって
吐き気もまた復活してきてトイレとソファーを行ったり来たり
そんな俺の様子を見てみんな心配してくれて
俺のためにって動いてくれる
おかげでまだしんどさは残るけど心は温かかった
でも、ごめんね辰哉くん…
俺のせいで…
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作者名：たそ | 作成日時：2021年11月5日 22時
