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ショウタとリョウタは、サカモトに別れを告げて、タツヤが調べあげたコウジのアパートに向かった。
ポスト、玄関ともに異状はないが、生憎エントランスには防犯カメラがなかった。エレベーターに乗り込むと、カメラが入っており僅かながらエントランスが映りこむ角度になっていた。
「リョウヘイ、このアパートエレベーターの監視カメラがエントランス微妙にうつってる。」
『了解。ちょっと軽く警備会社のサーバー覗いてみるね。』
とうとう部屋の前に到着し、リョウタが少し震える手でインターホンを押した。
ピンポーン
と、部屋の中から音はするが、中の人の動きは感じられなかった。
『コウジくん、1時間位前に慌ててアパートを出ていく映像が残ってた。誰かから呼び出しを受けたのかも。』
「どんな服装か見えるか？コウジの学校ブレザータイプの制服って前話してた気がすんだよ。」
『制服ではないな…学校に急いだって感じじゃないのかも。』
「なら…直接確かめていくしかないね。」
リョウタとショウタは互いに頷きあい、解錠した。
「コウジ、居たら返事してー？」
少しだけドアを開けてリョウタは、中へ呼び掛けたが返事はなかった。
「悪いなコウジ、勝手にあがるぞ。」
ショウタはそう言いながら、扉を開いてリョウタの背を押しながら部屋に入った。靴を脱いであがり、キッチンスペースの先のリビングの戸を開けた。そこは先程のロッカーなどとは比べ物にならないほど荒れていた。
『誰かと争ったとかそういう訳では無さそうだな。』
『かなり追い詰められていた感じはあるね。二人とも、部屋の端の黒いごみ袋とテーブルにある封筒の中身を見せて。』
ショウタはすぐさまごみ袋の結び目をほどきにかかった。リョウタも同じメガネをかけて、テーブルに置きっぱなしになっている封筒を見た。
「真っ赤と真っ白って逆に何枚もあると不気味だな…。」
嫌な予感が的中しないといいのだが、と思いながら白い封筒を開けるとそこには数枚の写真が入っていた。
『ロッカーにあったのと同じような感じの写真だな。ショウタ、多分だけど…』
「うわっ！？」
ヒカルがショウタに何か言おうとした瞬間、ショウタは大きな声をあげた。ヒカルの声に驚いたかと思って、ショウタの方を見れば少し顔を青くしてごみ袋を覗きこんでいた。
「ショウタ？」
「リョウタやばい…これ、全然よくない。」
リョウタも中を見ればおびただしい量の写真や紙、封筒がつまっていた。
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比呂(プロフ) - 初めてコメントいたします！ゆりこじが大好きなのでこの小説を見つけたときはすごく嬉しかったです！一気に読みました！�兇眛匹澆泙靴拭�これからも楽しみにしております！ (2021年5月20日 22時) (
レス) id: a496cb4725 (このIDを非表示/違反報告)
ろこ(プロフ) - ゆ〜さん» ゆ〜様 コメントありがとうございます。少しずつお話のテンポあげていきますので、楽しみにしていていただけると嬉しいです。 (2020年2月19日 0時) (レス) id: c2ca1181c3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ〜(プロフ) - 有閑倶楽部もスノも好きなのでこの作品に出会えて感動してます！笑 続き楽しみにしてます！！ (2020年2月18日 2時) (レス) id: 59480d1b07 (このIDを非表示/違反報告)
ろこ(プロフ) - 、さん» ご指摘下さりありがとうございます。確認が甘く不快な思いをさせてしまい申し訳ございません。 (2020年2月18日 1時) (レス) id: c2ca1181c3 (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグ外て下さい。違反ですよ (2020年2月17日 16時) (レス) id: 5d9d69443a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろこ | 作成日時：2020年2月13日 21時
