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リョウヘイの推理を聞いたのち、二人はまずコウジの居場所を割り出すべくカフェに向かった。
『ショウタが持ってきた事件について色々聞いて回ったけど、ほとんどの犯人は逮捕されてた。ただ、高校生から大学生くらいの男がストーカー被害の相談にくることが増えたらしい。
ほとんどが短期間で収束するしたらいから、定期的にターゲットを変えてるのかもしれない。』
インカムを通じてヒカルの報告を聞いたリョウタは、すぐさまダイスケに指示を出した。
「ダイスケ、この辺にある劇団とか演劇サークルとかにコウジの情報がないか調べてくれる？」
『りょーかいピーマン！』
『ねぇ、二人とも。コウジくんのフルネームって分かる？』
「分かるけど…何に使うわけ？」
『この辺一番の顧客情報をお持ちの御曹司をこういう時に使わないとね。』
『ひぃっ？！』
恐らくリョウヘイのご指名を受けてしまったであろうタツヤの怯える声が聞こえる。しかし今回は構っている暇はなかった。目的地のカフェは目の前だ。
「彼の名前は、ムカイコウジ。」
「流石に漢字はわかんねぇ。けど、年は俺らと同じだから。」
「「任せたよ/ぞ、タツヤ！」」
インカムを切ってポケットにしまう。門を抜ければ、オカダが出てきた。
「お二人とも。本日はご予約をいただいておりませんが。」
「急に押し掛けて申し訳ありません。オカダさん、コウジのことで少しお話聞かせてください。」
「お願いします。緊急なんです。」
リョウタとショウタの必死な様子に、厳しい表情だったオカダは、何かあったことを察してくれた。
「分かりました。お構いは出来ませんがどうぞこちらへ。」
そうして案内されたのは、スタッフ用の更衣室だった。
「コウジに何があった？」
「昨日、近くの公園で何者かに襲われました。たまたま僕たちが通ったので、怪我などはしていません。」
「ただ、どうも様子もおかしかったので何かあったんじゃないかと思って。」
オカダはしばらく考えこむように、顎を何度か撫でていた。
「……コウジは、お二人に助けられることを望んでいない可能性が高い。それでも、いいのか？」
オカダの問いに、二人は昨日のコウジの言葉を思い出した。しかし、結論は変わらない。
「関係ないって例えあとで言われて嫌われても構いません。」
「俺たちにとっては、大事な存在であることは変わりませんから。」
二人の迷いのない答えに、オカダは大きく頷いた。
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比呂(プロフ) - 初めてコメントいたします！ゆりこじが大好きなのでこの小説を見つけたときはすごく嬉しかったです！一気に読みました！�兇眛匹澆泙靴拭�これからも楽しみにしております！ (2021年5月20日 22時) (
レス) id: a496cb4725 (このIDを非表示/違反報告)
ろこ(プロフ) - ゆ〜さん» ゆ〜様 コメントありがとうございます。少しずつお話のテンポあげていきますので、楽しみにしていていただけると嬉しいです。 (2020年2月19日 0時) (レス) id: c2ca1181c3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ〜(プロフ) - 有閑倶楽部もスノも好きなのでこの作品に出会えて感動してます！笑 続き楽しみにしてます！！ (2020年2月18日 2時) (レス) id: 59480d1b07 (このIDを非表示/違反報告)
ろこ(プロフ) - 、さん» ご指摘下さりありがとうございます。確認が甘く不快な思いをさせてしまい申し訳ございません。 (2020年2月18日 1時) (レス) id: c2ca1181c3 (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグ外て下さい。違反ですよ (2020年2月17日 16時) (レス) id: 5d9d69443a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろこ | 作成日時：2020年2月13日 21時
