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多くの人に愛される存在であったことをひしひしと感じながら、ショウタはコウジのロッカーを開けた。
『おっ、通信が繋がったということは…今二人きりってこと？』
リョウタが繋ぎ直したインカムの通信に、真っ先に反応したのはヒカルだった。
「あぁ。カメラでそっちに映像やるから、なんか見落としてるものあったら教えて。」
『了解。リョウヘイすぐ戻ると思うけど、先に始めてくれ。』
ショウタは小型カメラ内蔵のメガネをかけて、通信を繋いだ。中は整理整頓されているとまではいかないが、きちんと小物は収納に仕舞われていたりと、コウジらしさを感じさせられた。
ストックの着替えや練習用のシューズなどを出していくと、受け取ったリョウタは店頭に並べられる位に綺麗に畳直していく。
いくつかの台本の間に、一枚写真が挟まっているのを見つけた。引っ張り出してみると、不自然にぶれたコウジ一人の写真だった。
「これは…。」
『画像も荒いし、コウジの様子も自然すぎる…これは盗撮だな。』
カメラ越しに見ていたヒカルの言葉に、ショウタは怒りが一気にわいてきた。
「これを撮った犯人が…コウジをストーカーしているやつってことか。」
『ショウタ達にとことん気付かれないようにしていたのに、１枚だけここにあるのもおかしい。もしかしたら…』
『１枚紛失した位じゃ気付けない位、写真が送られてきてるのかもね。』
『「うわっ？！」』
突然入ってきたリョウヘイの声に、ショウタとヒカルはビクリと肩を震わせた。
『会話に参加しただけでそんなに驚かれると流石に俺もショックなんだけど。』
「ごめん…リョウヘイ本当にごめん。」
『わざとじゃないんだ。本当に悪かった。』
リョウヘイの落胆する声に、二人はすぐさま謝罪をした。敵に回したくない…いや、敵に回ると面倒くさいのだ。
『お化け屋敷でも行って鍛えた方がいいかもね。』
「リョウヘイ、それよりもタツヤに調べさせてたものは突きとめられたのか？」
『すぐ分かったよ！コウジくんの住所。深澤病院は伊達じゃないよね。今はコウジくんが受診した日に、怪しい奴が病院に来てなかったか監視カメラを全部確認してる。あ、タツヤとダイスケがね。』
今頃血眼で画面とにらめっこしてるであろうダイスケとタツヤを思い、ヒカルとショウタとリョウタは心の中で手を合わせた。
(((ドンマイ…二人とも)))
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比呂(プロフ) - 初めてコメントいたします！ゆりこじが大好きなのでこの小説を見つけたときはすごく嬉しかったです！一気に読みました！�兇眛匹澆泙靴拭�これからも楽しみにしております！ (2021年5月20日 22時) (
レス) id: a496cb4725 (このIDを非表示/違反報告)
ろこ(プロフ) - ゆ〜さん» ゆ〜様 コメントありがとうございます。少しずつお話のテンポあげていきますので、楽しみにしていていただけると嬉しいです。 (2020年2月19日 0時) (レス) id: c2ca1181c3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ〜(プロフ) - 有閑倶楽部もスノも好きなのでこの作品に出会えて感動してます！笑 続き楽しみにしてます！！ (2020年2月18日 2時) (レス) id: 59480d1b07 (このIDを非表示/違反報告)
ろこ(プロフ) - 、さん» ご指摘下さりありがとうございます。確認が甘く不快な思いをさせてしまい申し訳ございません。 (2020年2月18日 1時) (レス) id: c2ca1181c3 (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグ外て下さい。違反ですよ (2020年2月17日 16時) (レス) id: 5d9d69443a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろこ | 作成日時：2020年2月13日 21時
