妖魔郷よ、私の友人を…どうか…

私の愛した友人よ ページ3

？「この世界に呪いを！」

妖魔郷に

黒く叫ぶ

呪いと瘴気の神が

私が愛した世界を壊しながら

？「クッ…お主ら！最後じゃ！覚悟を決めろ！」

？「そんなのとうの昔にできています！」

？「あいつに出会った時から…」

？「あの子がやってきたときから…」

貴「ダメ！いかないで…！私を一人にしないで…！」

ボロボロになってまで

私を守ろうといしていた彼らがまた立ちあがる

？「お主だけでも生きろ…」

？「妖魔郷を救えるのはお前しかいねえんだよ！」

？「はやく逃げなさい！」

？「お前が最後の頼みだ…」

「「「我ら四聖獣の加護を！」」」

貴「いや…いやあぁぁぁぁぁ！！！」

私を光が包む

その隙間から、呪いと瘴気の神をすべての力で封印する彼らが見えた

神を封印した彼らのからだは

光の華となって消えていった

私を救った彼らにまた救われたのだ

その時から私のからだは

年を取らなくなっていた

そこから

何年も何年も時間をかけて

私が、

彼らが愛したあの場所を

あの時の妖魔郷を復元した

そこから妖怪や神獣を移り住みはじめ

今や

昔のような活気を取り戻した

それでも、

いくら戻っても

私が愛した、

貴方達が愛した妖魔郷じゃない

あの時いた妖怪も、

神獣も

貴方達も

ここにはいないのだから

私の愛した友人よ

また

貴方達に

会いたい

時が過ぎようと→←あの時、救われたのに

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す