僕が君に見えたなら (ページ10)

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‐次の日‐

『…おはよう。』

YO「A、おはよう。朝ごはん、出来てるよ。」

『ありがとう。』

久しぶりにちゃんとした朝ごはんを食べられる。

今までは、シリアスとか、ヨーグルトばっかで。

YO「A…ちゃんとご飯食べてるの？この前会った時より、痩せてる。」

『…うん。痩せたよ。』

YO「ちゃんと食べなよ。体壊すよ…ただでさえ、暴力受けてるんだから…。」

『うん、食べるようにするね。』

目の前にあるご飯の量が多くて…食べられそうにない。

YO「…あ～ごめん。A、小食だったよね。スニョンが大食いだったから、同じ感じに作っちゃった。全部食べなくていいからね。」

『…ごめん。ユオンのご飯おいしいのに、残しちゃって…。』

YO「いいのいいの。

　…昨日、封筒送ったんだけど、指紋がついてなかったの。
　沢山検査しても、何も出てこなくて…。」

『え…それじゃあ、誰が送ったか分からないってこと？』

YO「うん…。唾液の代わりにつける水ですらも出てこなかったって…。」

ウソ…。

じゃあ、どうやって私に送ったの？

YO「おかしいよね。誰かが送ったはずなのに…。」

『あのね…私、誰かに見られてる気がするの。家に居る時も、外に居る時も。』

YO「今は？」

『今も、ずっと、毎日見られてるように感じるの。私、おかしいのかな？』

YO「Aはおかしくない。でも、その見てる人が送った可能性はある…。」

『どうしよう、私…。』

YO「大丈夫、私が守ってあげる。」

どうしたらいいの…スニョン。