8 YO ページ9
YO「A、これは事件よ。」
正直、Aが嘘をついてるんじゃないかって、疑った。
でも、Aの字じゃなかった。
それに、Aは本気で怯えていた。
見えない人にも、彼氏にも。
『彼に知られないように動いてくれない?ばれたら、本当に殺される。』
YO「大丈夫よ、約束する。…それで、A。体、見せてくれない?」
『私は、なんともないよ。』
YO「暴力のひどさによっては、逮捕しないと。」
『…分かった。』
上の服を脱いだAの体は、目を背けたくなるほどひどいものだった。
肉がほとんどないってくらい痩せこけて、きっと、下半身も酷いんだろう。
古い傷から、新しい傷まで、様々な形をした痣と、えぐられて肉が見えているものもある。
YO「A…痛くないの?」
『痛いよ。痛いけど、耐えないともっとひどいことされるから…。』
YO「そんな…。今度からは、頻繁に通うようにするからね、負けちゃダメよ。」
『うん。ありがとう、ユオン。』
YO「送り主をみつけるだけだから、すぐ終わるわ。
そしたら、次は彼氏の方に移るから。」
『うん。』
YO「封筒、鑑識に送るけど、大丈夫?」
『いいよ。』
この子は、いつも何かを我慢してる。
きっと、この手紙がスニョンから送られてきたものだったらって思ってる。
この子は、今もスニョンが大好きなんだろうな。
スニョンも、Aが大好きだって、言ってた。
多分、
Aの心は、スニョンを求めてる。
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HM(プロフ) - 早く続きが見たいです!頑張ってください! (2018年7月4日 21時) (レス) id: 6126f66cc7 (このIDを非表示/違反報告)
子犬子猫 - そんな過激でもないです。 (2018年3月12日 20時) (レス) id: 58d84dee9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:子犬子猫 | 作成日時:2018年2月19日 20時