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ユオンを見送って、家に入ると、ギョンジュに背中を押される。
バランスが取れなくて、そのまま倒れこむと、ギョンジュ私の襟を掴んだ。
GJ「…A。俺、許可したか?ユオンとかってやつのとこ泊るの、許可したか?!」
『し、してない。』
GJ「なのに、何で泊りに行ってんだよ!!」
『そ、それは…』
苦しい。
酸素が体の中を回らない。
どうしよう…。
私、ギョンジュを怒らせちゃった。
[言い返して大丈夫だよ。]
でも…
[僕が約束する。大丈夫。]
私は、掴んでいるギョンジュの腕を振りほどいた。
『…どうして、そんなことまでギョンジュに決められないといけないの?』
GJ「は?」
『友達に会うのに、許可必要なの?』
GJ「…。」
『私は仕事もさせてもらえないのに、友達に会うことまで決められないといけないの?
ギョンジュは、私のことが好きなんじゃない。
悪い事はすべて私のせいにして、ストレスをぶつける相手を私にしてるだけ。』
GJ「“汚れた血”に、何が分かるんだよっ!」
『“汚れた血”はどっちなの?
私は、人を手下のように扱う貴方の方が、
“汚れた血”に、ふさわしいと思うけど。』
GJ「…っお前!!」
『ようやく私を“汚れた血”以外で呼んでくれたのね。
“汚れた血”のくせに、私の名前を呼ばないで。』
怒りで顔が真っ赤になってるギョンジュ。
少し、言いすぎたかも…。
[殴られたふりをして。]
ギョンジュの拳が飛んできた。
でも、私の目の前で、その場所が歪んだ。
なに?
何かいるの?
不思議な声と、歪む空間を感じながら、必死に殴られるふりをした。
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HM(プロフ) - 早く続きが見たいです!頑張ってください! (2018年7月4日 21時) (レス) id: 6126f66cc7 (このIDを非表示/違反報告)
子犬子猫 - そんな過激でもないです。 (2018年3月12日 20時) (レス) id: 58d84dee9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:子犬子猫 | 作成日時:2018年2月19日 20時